第5話-3
〜〜〜(Father's Side)〜〜〜
「お父さん、起〜き〜て。お父さん、ねえ起きてよ〜」
寝付いた記憶が無い。
良かった、久々に変な夢を見ないで済んだ。今迄は夢のせいで寝たという記憶が染み付いて嫌だったが。
目を覚ますと、早貴が跨っていた。この既視感は果たして・・・
「さ、早貴?!」
すでに下着も脱ぎ捨て野性の動物と同じ姿になっていた。
そして、何故か俺も同じ状態になっている。やけに涼しいと思ったら。
「待てないから脱がせちゃった。あははは」
む、娘のお尻が腹に乗っている。楽しそうに俺の乳首を引っ掻いて・・・
「お前、まだこんな早いうちから・・・ダメだ、せめて夜にしてくれないか」
「やだ。入りたい。入るって言うまでいじくるよ」
いきなり爪を両方に押し込まれ思わず腰が浮きそうになる。
「入る?それとも、入る?どっちにするの?」
「は、入らな、くっあ!やめろ、俺は入らないぞ!」
「あっそう。じゃあ私にも考えがあるよ・・・」
乳首から指を離して、ずっと下の小さな窪みに差し込んできた。
「ふぅん!」
臍を突かれ、思わず鼻から情けなく息を出した俺をにやにやしながら見ている。
「入る?それとも、入る?答えなさい」
乳首と同じく爪を食い込ませ、小刻みに揺らしたり押し込んだりしてくる。
早貴は俺の敏感な場所を知っているらしい。小さな頃から体に触れる機会が多かったからな・・・
「く・・・う・・・!」
「早く入るって言わないとお臍が真っ赤になっちゃうよ。それとも、もっとクリクリしてほしいの?」
「わ、かった、んっ!入るよ、だから止めろ、ああっ!」
よりによってこんな場所を責めるとは。早貴の奴、本気らしい。
言いだしたら聞かない奴だが本当に本気らしいな。
「嬉しいな!お父さんとお風呂だぁ〜」
「・・・・・・・・・」
何なんだ、この椅子は。いつこんな形に変わったんだ。
正面から見たら漢字の凹の様な形で、腰を下ろした肛門の下の風通しがやけにいい。
「あ、それ?買っちゃった。今朝、お父さんがまだ寝てる時に替えたの!」
「お前なぁ・・・・・・」
しゃがんで向かい合う娘は、まだ発育途上の幼い体だった。
乳房も育つ気配が十分ありそうで、青さの残る果実の様だ。細長い美脚も、張りがあって瑞々しかった。
まだ男の味など染み付いてもいない肢体が目の前に在る。
「怖い顔してるね。でも、すぐに笑顔にしてあげる・・・」
うへへへ、と唇から白い歯を覗かせ、次に舌を突き出してきた。
まるで苺の様な、綺麗な赤い三角の舌だ。