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春に囀ずる
【女性向け 官能小説】

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春の戯れ-4

「え?可愛くない?」

「〜〜〜〜っ!!そういう問題じゃない!!」


着てたのは、……い、いわゆる、…ベビー、ドール、…だった。

スケスケの淡く薄い布地のフリルとレースばかりが重なって出来た淡い桜色のブラはキャミソール越しからも、その、胸の、……色というか頂きの先の在りかが、分かったし、……下はなんとか濃い色合いのレースが重なりあって透けてはいないけれど、………こんなの裸より恥ずかしい!

……いや、裸も恥ずかしいけど…恥ずかしいけど、これは……っ!


「は、はるつぐ…」


じりじり後退する私に、にこにこ迫るハル。


「ほーら、もっとよく見せて?さーえ?」


恥ずかしさにあわあわしてる内に腕はがっしりホールド……逃げ場も何もなかったのです。


と、回想終わり。




視線がなぞりあげるように肌を滑る。

それだけで腰の辺りがそわそわしてしまって、隠す機能が全くない下着は、確かに私がこの状況に欲情してるのを如実に表すばかりで隠してなんてくれない。

なだらかに胸の膨らみを告げる双丘の頂だけ朱に色づき期待した蕾がふるりと震える。

それは明らかに期待を表している。

ハルが与えてくれるだろう快楽への期待。


「ゃ…だ、もぅ…」

「紗英のコーコ。触ってほしいって言ってるけど?」

淡く薄い布越しに舐め上げられる胸の実はツンと立ち上がって主張して、それだけの刺激と挑戦的に見上げる情熱と欲を孕んだ瞳にゾクゾクする。

「ひゃア、…ンぁ…!!はっ、ん…っ!」

今まで体験したことのないシチュエーションに、普段よりも鋭敏になった感覚が、普段と違う布越しからという触感に一層劣情を煽られる。


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