水曜日-4
その時でした。
ピンポーン!
最悪のタイミングでインターホンが鳴りました。
もうっ、いったいこんな時に誰よ。
いよいよ今からがクライマックスだって時に。
一瞬にして現実に引き戻された私は、朦朧とした意識のまま姫子の電源を切りました。
そして姫子を秘裂に突き立てたまま、慌ててパンティーを引き上げました。
ピンポーン!
まるで急かすように、もう1度インターホンが鳴ります。
私は乱れた息遣いとスカートを同時に整えながら玄関へと急ぎました。
平静を装い私が扉を開けると、そこには先ほど姫子を届けてくれた宅配業者の青年が立っていました。
「あら、どうしたの?」
私がそう声を掛けると、
「頼まれてた伝票渡すの忘れてたんで」
と青年が答えます。
「それはどうもありがとう」
私がそう言って彼から伝票を受け取ろうとしたその時です。
ゴトリと奇妙な音がしました。
それは何かが床の上に落ちた音でした。
はっ!
そう思った時には「時すでに遅し」。
私は自分の顔からサーッと血の気が引いていくのを感じました。
それでも姫子を拾う為、私は慌てて玄関にしゃがみ込みました。
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