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Childhood Friend
【学園物 官能小説】

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Childhood Friend-2

俺の放課後の日課は田中と町をぶらぶらすることだった。しかし今日は俺は一人町をほっつき歩いていた。


「はぁ〜やっとかったるい授業も終わったか。おい田中今日もどっか遊びに行こうぜ」
「わりぃ!ちょっと無理だわー」
「お前が用事か?珍しいな。なんかあんの?」
「いや俺親に塾に行けって言われてさ…」
「はぁ!?お前が勉強!?」
「しょーがねぇだろ。行かないと小遣いなしにするとか言い出すんだから」
「マジか…」



てな感じで結局一人で町をぶらぶらするハメになった訳で。
「あ〜一人じゃつまんねぇ」
勉強かぁ…。そういや美波にもそのことで朝説教されたな。あの鬼の形相が目に浮かぶ…。
「ま、まぁあいつの説教はごめんだからな。勉強でもすっかな」
あれ…でも俺置き勉ばっかしてるから教科書一冊もねーじゃん。
「はぁ………取りに行くか」



来た道を戻り学校に着く。真っすぐ自分の教室に行きドアをあけた。
ガラッ―――。
そこには美波がいた。
ただし下着姿で。
ピンクのブラにピンクのパンツ…。
「出てけー!!」
ガラッ―――。



辺りは暗くなり俺は美波と家路に着いていた。
「な、なぁ美波?まだ怒ってるのか?」
「……………」
「あれは事故だって!うん、そう事故!」
「……………」
「俺教科書取りに戻っただけで何も覗いてた訳じゃないんだから」
それを聞いた途端に美波の顔が一気に晴れた。
「琢也、今教科書を取りに戻ったと言ったのか?いや確かにそう聞こえたぞ!ということはお前もとうとう勉強する気になったという訳か!」
「えッ?あ、あぁそうだよ」
「そうかッそうかッ。いやいや私の説教も無駄ではなかったという事だな!」
よかった…。何とか機嫌は直ったみたいだ。
「では何か手伝いをせねばなるまい。日頃から勉強しろと言っていたのに何も手を貸さないのは無責任だからな。ちょうどよく明日からテスト一週間前だから部活動は休みだしな。よし!琢也喜べ。明日から私が放課後毎日お前の家で勉強を教えてやろう!」
「えッ!?はぁ!?」
「何、心配はいらない。確かに『明日はなんとかなると思う馬鹿者。今日でさえ遅すぎるのだ。賢者はもう昨日済ませている』とクーリーは言ったが、私が教えれば例え毎回成績最下位を争うお前でも平均点を越えくらいにはなるさ」
「ちょッちょっと待てって!」
「そうと決まれば琢也専用の勉強プランを立てねばなるまい。善は急げだ。私は先に失礼する。また明日会おう」
と言い残し美波は部活後の疲れを微塵も感じさせない速さで走って行った。
………さて、面倒なことになってしまった。


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