寒い夜の拾い物…最終章-7
ある朝、仕事に行く前に玄関で
「美樹、今日仕事終わったら…、ねっ」
と健司が言うと美樹はニコッとして
「うん、じゃあ祐美、義母さんに頼んで駅で待ってるね、じゃあ行ってらっしゃい、チュッ」
と健司の頬にキスをした。
すると突然、後ろから
「あんた達…、何朝からイチャついてんのよ、私も会社行きたいんだけど…」
と夏美が呆れ顔で立っていた。
美樹は驚いて
「キャッ、ごめんね夏美、じゃあね、健司」
と言い逃げるように走っていった。
駅までの間、健司と夏美は並んで歩きながら
「あんた達ホント仲いいわね、まったく朝っぱらから…」
「いやぁ、お恥ずかしい、って姉ちゃんだってもうすぐ結婚するんだろ、俺達を見習って仲良くしろよ」
「生意気に…でもあんた達には負けるわ…」
「羨ましいだろ、ハハッ」
そんな事を話しているうちに駅に着き、二人はそれぞれの電車に乗り、会社に向かっていった。
「健司ぃ、こっちこっちー」
健司が改札を出ると美樹が笑顔で手を振って近づいてきた。
そのままホテルに行き
「ねぇ、健司の家で暮らす事になってさぁ、お金の事とか、祐美を義母さんが預かってくれる事とか、色々助かるけど…、家だと健司とエッチ出来ないからね…」
「うん、でも、三人で住んでたら、やってる最中に祐美が起きてきて…」
「…それは困るわね、まぁ、それはおいといて、じゃあ今日も張り切ってエッチしようか」
そう言って健司に飛びかかった。
「そうだ、前から思ってたんだけど美樹のアソコ、色も形も綺麗だよね、これで毛が無かったら…凄く可愛いと思わない?」
「えっ?…それって、剃りたいって事?やだよぅ、恥ずかしいし、私祐美と毎日お風呂入ってるんだよ」
「大丈夫、祐美だってツルツルでしょ、祐美もお母さんと一緒だって喜ぶんじゃ…」
「バカ、そんな訳ないでしょ、もう、…ねぇ、本当にしたいの…?」
「うん、じゃあ決定ね、はい、バスルームに行くよ!」
「えぇっ、しょうがないなぁ、…ホント私、健司に頼まれるとイヤって言えないのよねぇ…」
十分後、ベッドの上でツルツルになった股間を美樹は恥ずかしそうに手で隠すと、健司は鼻息を荒くして
「美樹、その恥ずかしがる仕草がまた…、もう俺我慢出来ない」
そう言って美樹の手を乱暴にどかすとツルツルになった割れ目に顔を埋め
「美樹、ヤバいよ、ホントにツルツルで可愛いよ」
そう言うと猛烈な勢いでクンニし始めた。
「ちょ、ちょっと、健司、やんっ、…なんかいつもより気持ちいいっ、あぁん…」
と美樹は健司の舌の動きにあわせて腰を振り出した。
「美樹、凄く感じてるね、アソコがビクンビクンしてるのが丸見えだよ」
「…健司ぃ、もう入れて、はやくぅ…」
健司は勃起したモノを素早く美樹の中に入れ、激しく腰を振った。
「ダメっ、健司、…私、もうイッちゃう、いやぁ」
「そんなに締めると、俺も…」
ほんの数分で二人はガクガクと痙攣しながら、同時に絶頂に達してしまった。
「…ねぇ、帰りにちょっと寄りたい所があるんだけど…」
帰り支度をしながら健司がそう言うと
「えっ?うん、いいけどドコ行くの?」
と美樹は不思議そうに聞いた。
「…うん、ちょっと…、そこに着いたら美樹に言いたい事があるんだ」
健司はニコリと笑ってそれだけ言うと後は何も言わなかった。