『死をもって君に快楽を与える』-1 目が覚めると 体の中心が熱く痺れた感覚に気がついた。 目の前には 暗闇から頭蓋骨がぬっとこちらをむいていて 私は恐怖のあまり声をあげようとする。 「!!!!」 その瞬間私の口は暖かく骨張った手によって遮られる。 これは現実なのか夢なのか。 「死をもって君に快楽を与える」 LIO著