『死をもって君に快楽を与える』-9 何事もなかったことのように 翌朝を迎えた。 本当は現実ではなかったのではないか と思い ベッドから出る。 しかし鏡を見て 夜のことは現実だったのだと 実感する。 死神は私の首筋に 真っ赤なキスマークを残していた。