はしたない女-9
[ 弘樹…呼んだったのに…
あいつバイトなんかしとる… ]
[ お前…むちゃくちゃやなぁ。 ]
[ いいやん。
みんな…親戚みたいなもんやし… ]
セックスしながら会話できるって、すごく深い絆に思えた。
心も体も繋がっているからこそ、こんな事が普通にできるのだ。
抱きしめ合って座ったままで激しく体を震わせ始めたその背中に、私はさっきのお返しとばかりに背中からさくらちゃんの胸の膨らみを揉みしだいてみた。
一瞬振り返るように私を見たさくらちゃんはその動きを続けたまま私に笑いかけたように見えたけど、女の私でさえ何とも言えない艶っぽい顔をした。
私もちょっとはしたない女になれたら、こんな顔ができるのだろうか…
正樹君が2回ゴムを交換しても私たちはその体に交互に重なり合って、こんな事が何時間でも続くかと思った。
夕方になってすっかり暗くなってから私たちはおなかを空かせてようやく体を離した。
そこへ正樹君の弟の弘樹君がやってきたのだった。
[ 惜しいなぁ、4人でええ事できたのに… ]
弘樹君は正樹君の2つ下の弟という事だけど、もしかしていつも三人でこんな事してるのかと私は気になってしかたない。
もうアソコがスースーするほど満足していたけれど、弘樹君はなかなかいい男だった。
結局4人で近くのお好み焼き屋さんで食事をして、そのあと弘樹君は帰ってしまったけど、私たち3人は銭湯に行こうという事になった。
東京では銭湯もすっかり見かけなくなったけど、大阪の銭湯はわりと賑わっている。
もちろん3人一緒に入れないので私はさくらちゃんと背中を流し合った。
どうしても気になって私はさくらちゃんに聞いてみた。