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「コートの内のぬくもり」
【OL/お姉さん 官能小説】

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「コートの内のぬくもり」-1

 今日は久しぶりに同僚数人と居酒屋に行くことになっている。寒さが一段と増し、日没が早まった。所属部課では仕事の締めをしようと、皆の動きが慌ただしさを増していた。その中に、いつも私の視線が引き寄せられる女性がいた。倉田由貴という同僚女性の中で最も端正な美人で、私より二年後輩の25歳である。彼女が二年前に初めて入社してきたときの鮮烈なイメージは今でも脳裏に焼き付いて離れない。今日は白を基調としたスーツにさっぱりと身を包み、いつもどおりテキパキと仕事をこなしていた。言葉遣いも丁寧で、仕事もソツなくこなし、私を含め同僚男性の憧れの的となっている。私自身も、彼女にひけをとらない大学を卒業し、仕事の実績もある程度は挙げていたし、年齢差から言っても、彼女と恋人関係になっても世間的には何らおかしくないはずであった。しかし、現実に彼女を前にすると、その圧倒的な美しさと輝きの前で、私はコンプレックスのかたまりとなってしまい、プライベートな話を彼女に持ちかけることはできなかった。いつも彼女のことが脳裏を離れないくせに、彼女の華麗な姿を遠巻きにしか見つめることのできない自分を情けなく思っていた。男性社員全員にとって残念だったのは、彼女は両家の娘なのか、同僚との夜の飲食に付き合うことはなく、いつも早々と帰宅してしまうことだった。しかし、今日の飲み会は違った。同僚が、由貴さんの大学の先輩に当たる上司に対するお祝いという名目を作って彼女を説得し、彼女は断り切れずに付いてくることになったからである。

***

居酒屋に着くと、いつもならすぐに下ネタを持ち出す同僚達も、今日の飲み会は由貴さんが同行ということで、行儀よく振る舞おうとしていた。由貴さんは、「私はお酒はあまり」と言い、軽くビールに口を付けた後はウーロン茶を頼んだ。私は、今日こそ由貴さんとプライベートな話をしようと昼間は意気込んでいたのに、いざとなると、やはり気後れしてしまい、他の同僚と会話をしながら、由貴さんばかりが気になり、彼女の坐っている方向をチラチラ見ている情けない状態だった。
それでもみんなで楽しくしばらく飲んでいると、由貴さんは「電話が鳴っていますので、少し失礼します」と言って携帯を手にして席を立った。その後すぐ、私は便意をもよおしたのでトイレに向かった。私はしばらく便秘が続いていたのでその解消を期待しながら、短い廊下を抜けて行くと、まず女子トイレがあったが改装工事中となっており、通常は男子用と思われる奥のトイレを利用するよう指示する札がかかっていた。トイレの中に入ると、綺麗に清掃されており、他に誰もいない気配で、男子小用のほかに、戸のついた大用のスペースが二つあった。いずれも外からみるとしっかり閉まっており、鍵がかかっているかは分からなかった。私は、迫り来る便意に抗しながら、そのうちの奥の方の戸を力をこめて引っ張った。すると、少し抵抗があったが、カチッと小さな音がして戸が開いた。どうやら鍵が丈夫でなく、壊れてしまったようだった。ところが、その瞬間、私は何ともショッキングな光景を目にすることになった。

***

中では、若い女性が後ろ向きに和式便器にまたがっており、小さく白いきれいなお尻が私の方に向かって突き出されていた。それだけではなかった。そのお尻の下部は大きく開き、そこから、お尻の端正さには似ても似つかない黒褐色の太く長い一本の大便が垂れていたのだ。女性は後ろ向きだったので、戸が開いたことに瞬時には気付かず、一秒足らずだろうか、その一本糞は肛門と思われる部位からゆっくりと出され続けていた。私が、その女性が由貴さんだと気付いたのとほぼ同時だろうか、彼女も異変に気付いて振り返り、そこに私の姿を発見すると、声にならない叫びを発し、大きく動揺した表情となった。私の視線が彼女の肛門から出され続けていた巨大な便に注がれていたことは、その場の状況からして明らかだったから無理もないだろう。由貴さんは戸を閉めようと一瞬腰を持ち上げかけたが便が途切れていないことに気付き、尻を瞬間的に振ってそれをふるい落とそうとした。しかし、結構堅く太い便だったせいか、しつこく彼女の肛門にくっついて尻尾のように伸びたままだった。便器に落ちるまで便を出し続けるしかないことを咄嗟に悟った彼女は、それを私に鑑賞され続けるのがたまらなかったのだろう、体の向きを反転させて便を私の視界から隠す決意をしたようだった。ところが、慌てていたせいか、その際、ハイヒールを便器に引っかけ、仰向けに倒れてしまって、キャッという声を上げた。


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