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「コートの内のぬくもり」
【OL/お姉さん 官能小説】

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「コートの内のぬくもり」-3

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私は独身なので家に着けば、もう自由だった。息を切らしながら、由貴さんの物をコートから取り出した。そこで初めてその質量感を意識した。巻きずし一本ぐらいの重さだろうか。憧れ続けてきた女性の秘め物を現実に手にしている喜びに私はひたった。同時に、美女の便もやはり臭いものなのだということを実感したが、由貴さんの中から出てきた物だと思うと、鼻を密着して何度もその臭いを堪能せざるをえなかった。味見したい衝動にもかられ、少し端をちぎって口に入れてみると苦かったが、由貴さんの物だと自らに納得させつつ賞味した。私はさらに、それを蛍光灯の下に置いて、虫眼鏡を使ってじっくり観察した。健康そうな黒褐色で、全体に堅かったが水分を含んだ軟便の部分もあり、繊維質の部分や、消化されなかったトウモロコシの粒のようなものも発見できた。由貴さんの消化器内で起こったプロセスを想像しながら私はそれらに見入った。外では木枯らしが吹いていたが、由貴さんの便を前に、それを肛門から出している最中の彼女の後ろ姿、前からの彼女の陰部の光景と手に残る触感を脳裏にプレイバックさせながら自慰にふけっているうちにその夜は明けた。

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その後、由貴さんは、社内で私との接触を避けるようになった。同じ部課なので、やむを得ない連絡事項があったが、素っ気ないメモにして、私の居ない間にデスクに置いてあった。他方、私の方は、由貴さんを直視できるようになっていた。確かに、眩しいぐらいの彼女の美貌は変わっていない。しかし、それはもはや私にコンプレックスを感じさせるものではなくなっていた。彼女の後ろ姿を見ると、うなじから背骨のライン、そして尻から前にまで至る割れ目を服の上からも容易に想像できるようになっていた。また、彼女の体内の消化器を通って便が組成され肛門から出て行く様までもを眼裏に描くことができた。
私は、もともと由貴さんに対して好意を抱いていたので、彼女が私との接触を避けていると心が痛んだ。そこで、ある日、私の方から彼女を呼び出した。劣等感を持っていた当時の私ならば考えられない行動である。私が「由貴さん、あの日のことは覚えているよね。」と始めると、彼女の色白な顔が羞恥感で急速に赤く染まっていった。私は構わず続けた。「あの時、戸が開いたのは偶然のアクシデントだったんだよ。まさか由貴さんが入っているとは思わなかったしね。その後理性を失ってあのような行動に出てしまったことは反省しているよ。でもね、同僚には一切話していないし、由貴さんもこのままではやりにくいだろうから、許してくれないかな。」終始伏目がちに聞いていた由貴さんは、「あの時は本当に恥ずかしかったのですが、もし忘れていただけるなら、何とかこれまで通りやっていけると思います」という言葉をどうにか口にした。このとき、私は優劣の立場が逆転したと確信し、当日の出来事を忘れるようにすると約束した。その後は、表面上は普通の関係に戻った。会社で日常的に近くで見る由貴さんはやはり見事な美人で、あの日の出来事を忘れるどころか、あの光景と手の触感の記憶は自分でも驚くほど正確に細部にわたり脳裏に刻まれており、たびたび鮮明に蘇ってくるのは、男である以上どうしようもない。

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由貴さんの肛門から引き抜いた一本糞をその後どうしたのかは、私は話さず、由貴さんは尋ねなかった。由貴さんとしては、当然気になっているはずだったが、「私の大便はどうされましたか」などとは恥ずかしくて訊けず、私があの日に捨ててしてしまったことを信じようとしているに違いなかった。実は、私はそれを自宅のタンスに保存し、日々の自慰行為の度に取り出していた。しかし、半月も経つと、水分が抜け、堅くなって長さも半分ぐらいになってしまった。私は世の無常を感じた。ある日曜の朝、決意を固めて、私はそれを自宅のトイレに落とした。これまで私の物ばかりを受け入れてきたトイレに、ひからびた彼女の物がプカプカと浮いた。私は、妙に由貴さんに親近感を感じ、すぐには流すことができなかった。輝かしい彼女を遠巻きにしか見ることのできなかった日々、そしてあの日の感動的な光景と手の触感が脳裏を駆けめぐった。私は深呼吸をして水を流した。彼女の物は数回旋回して流れていった。


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