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「コートの内のぬくもり」
【OL/お姉さん 官能小説】

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「コートの内のぬくもり」-2

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立っている私の眼下には、もの凄い光景が広がった。由貴さんは脚が開いた状態で倒れたので、黒々とした陰毛の下に、小便らしき滴のついた割れ目が口を開けており、その下の肛門に一本糞がくっついて便器の中まで伸びていた。これまでの間三秒足らずだったはずだが、私にとっては何年分もの時間に感じられた。何しろ、二年にわたって毎日のように憧れて自慰のネタにしていた由貴さんの陰部と脱糞姿が目の前に開陳されたのである。由貴さんの陰毛は割れ目の上部を豊かに覆って大きく波を打っており、彼女の端正な顔つきからは想像もできなかった。割れ目の下部は、小さいながらも黒々と口を開けており、男の棒を求めているのは清楚な女性もやはり同じであると語っているかのようだった。さらには、大便をすることを普段は想像すらできないような美人である由貴さんが、私の眼下で、肛門をチューブの口のように広げ、その中から太くて長い一本糞をひねり出していたのだ。

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今から振り返ると私は完全に理性を失ってしまっていた。無意識に突進し、由貴さんの恥ずかしい部分に手を伸ばし、陰毛と割れ目をまさぐった。暖かい皮膚と柔らかい陰毛の触感が掌に広がり、割れ目の中の筒型の形状とそれ覆う複雑なひだが指の腹に感じられた。好運にも指頭が由貴さんの穴の入口に当たったので間髪を置かずその中に指先を挿入し始めた。数秒足らずのうちにこんな大胆なことができたのは、日頃から由貴さんを自慰のネタにしていたのがイメージトレーニングとなって私の動物的本能と結びついたからであろう。イメージしていた由貴さんの陰部の形状と現実に手に伝わる触感を比較し、「ああ、由貴さんは本当はこうなっていたのか ! こうなっていたのか !」と私は頭の中で歓喜の奇声を上げていた。由貴さんが抵抗し、体勢を立て直そうとした瞬間、割れ目のすぐ下に伸びていた彼女の一本糞が私の視界に飛び込んできて、我ながら何を思ったのか、私は、何と、それをつかんで由貴さんの肛門から引き抜いた。少し肛門の抵抗を感じたが、内部に残っていた十センチ足らずの部分は意外と簡単に抜け、肛門は一瞬ポカッと口を開いた状態になったが、すぐに閉まってきれいな菊の文様になった。引き抜いた瞬間、由貴さんが言葉にならない叫び声を上げ、それで私は我に返った。由貴さんの一本糞を手に握ったまま、「やばい」と思ってトイレを飛び出した。

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顔が火照っているのが分かった。一瞬同僚のいる席に足が向かったが、自分の手に余るサイズの由貴さんの一本糞を握ったまま席に戻れないことを自覚し、周りに積んである段ボール類の隙間にそれを隠した。そして、手を洗うために、急いでトイレに戻った。例の戸は閉まっており、中には由貴さんがこもっていると思われ、かすかな嗚咽が漏れ聞こえた。トイレの鏡で表情を整えてから、私は席に戻った。その後、なるべく同僚の話につきあおうとしたが、上の空になってしまうのはどうしようもなかった。私が戻ってから十分も立った頃だろうか、由貴さんが席に戻ってきた。努めて冷静さを装おうとしていたが、明らかに上気していた。由貴さんが電話ではなく、少し長いトイレから帰ってきたのではないかと勘ぐった同僚は「大丈夫?」と尋ねたが、由貴さんは小さく「ええ」と答えた後、誰とも話をしなくなってしまった。そして間もなく「今日は少し体調が悪いので、申し訳ありませんが先に失礼させていただきます」と言って去って行った。その間、私とは一度も目を合わせなかった。同僚は「お腹の調子でも悪いのだろうか」、「由貴さんのような美人はどんな便をするのだろう」程度の想像はしたと思うが、私の体験したようなドラマがあったとは誰も想像できるはずがなかった。
同僚と店を出るとき、私はそそくさともう一度トイレの方に向かい、隠してあった由貴さんの一本糞を探した。見つけたときには、再び動悸が高まり、それを自分のコートの内に隠した。少し崩れたが、内ポケットに下半分が収まり、どうにか運べそうであった。同僚からは二次会に行く提案が出たが、私は嘘を言って何とか切り抜け、タクシーを拾って帰宅を急いだ。冷えた都会を疾走するタクシーの中にあって、コートの内は暖かかった。段ボール箱が暖房設備の傍に置いてあったため、由貴さんの便も保温されていたのだろう。しかし、そのぬくもりの一部は由貴さんの内部から出たものに違いなかった。


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