半熟の供物-8
萌「あ"〜〜ッ!!この…このぉ!!触る…なぁ!!撮るなぁ!!」
ガラスを爪で引っ掻くような悲鳴をあげ、萌は頭を振り乱しながら、必死に身体をくねらせた……胸の上下に巻き付いた縄を、左右から掴まれただけで、もう萌は動けなかった。
『この映像、悠太に送り付けてやる……可愛い声出せよ』
萌の顔を覗き込みながら、男はニヤリと笑った。
萌「なんで…なんでこんな事するのよ!?家に帰らせて!!悠太さんに会わせてよぉ!!!」
大粒の涙をボロボロ流し、萌は哀願した……男の表情は少しも変わらない。
カメラは萌の全身を、舐めるように撮影した。
交差された足首は天井に向けられ、スカートは既に下腹部を覆うだけの布。
パープルのストッキングに彩られた下半身を、オヤジ達はベタベタと触り、柔らかな“食感”を味わう。
『おぉ〜、ムチムチですよぉ!』
『思った通りですな!』
ふっくらした見た目通り、萌の下半身は程よく肉が付き、ストッキングの上からでも、その《旨味》は堪能出来た。
萌「やめてって…言って……嫌ぁぁぁッ!!!」
ふくらはぎや太股、尻肉に汚らしい指が這いずり廻り、オヤジ達が吐き気のする台詞を吐き出す。
萌は、僅かに動かせる脚で、懸命に群がる指達を跳ね退けようと足掻いた……足首は、天井に向かって蹴上げるだけで、誰もいない虚空を蹴るだけ。
その無意味な屈伸運動は、太股と尻肉をプルプルと震わせ、オヤジ達の食欲を更にそそらせた。
『このセーター厚くて、胸の膨らみが分かりませんな』
『捲りますか?』
力任せにセーターを引くと、縄の下をスルリと擦り抜け、その下に着ていたピンク色の七分袖の肌着が曝された。
『意外に大きいですなぁ!13才でコレですか!』
『ウヒヒ…柔らか〜い』
こんもりと盛り上がる胸……ブラジャーの厚みを差し引いたとしても、年齢の割には発育している胸。
優しく揉みしだき、頬擦りで柔肉を楽しむオヤジ達。
萌「やだぁ!!いやあぁぁぁッ!!悠太さん助けてぇ!!!」
一人で屈辱に耐える萌を励ますように、鳴りつづける携帯。
萌は、通じる筈も無い携帯に叫んだ。
萌(悠太さんは、絶対に助けに来てくれる……)
テレパシーを信じていた訳では無いが、自分の叫びが悠太に届くと信じた。
携帯が鳴りつづける限り、悠太と繋がっている気がした。
今の心の支えは、それしか無かった。
『これは……安物のストッキングですな』
オヤジ達は、引っ張ったストッキングに爪を立て、ガリガリと擦った。
ストッキングは見る間に伝線し、白い柔肌が露にされた。