岐路-6
慶介。もっと、もっとよ!
もっと、いやらしく、激しくして!
あ、いや。そんなんじゃいや!
かんで!
クリ○リスをかんで!
圭介が、ク○トリスあまがみしながら、膣に差し入れた2本の指を激しく出し入れする。
激しい痙攣が、全身を包み込む。
私はやっと満足のいくアクメを迎えていた。
深い余韻から覚めると、圭介が言った。
希、君はマゾかもしれないね?
私がマゾ?
私の中で、今までの価値観が揺らぎ始めた。
圭介ではもの足りないの?
今まで求めてきたもので、私は幸せになれないの?
本当の私が求めるものは何?
その先に何があるの?
幸せって何?
知らなかったらよかったの?
後戻りはできない。
達也に会いたい。
達也が欲しい。
達也の部屋の前に立っていた。チャイムを押す勇気が出ない。
突然、ドアが開いた。
「 ! 」
達也は一瞬驚いたようだったが、静かに私の手を取ると部屋へ引き入れた。
達也、わたし・・・・
脱げ!
達也の冷たい声が部屋に響いた。
逆らえない。そのつもりで来たのだ。
私は、静かにブラウスに指を掛けた。
手が震えだす。
ボタンが外れない。
達也は、黙って見詰めている。
息が詰まりそう。
やっとの思い出、ボタンを外し、ブラウスを脱いだ。
空気が冷たい。
どうしようもなく体が火照る。
スカートのホックを外す。
達也。わたし・・・・
言葉はいらない!
ああ・・・・
頭の中は真っ白にだった。
ただ、言われた通リにすることだけを考えた。
スカートを床に落とし、ブラを外した。
ショーツに手を掛ける。
降ろすことができない。
すがるような気持ちで、達也を見た。
達也は何も言わない。
脱ぐのをやめれば、達也は、このまま帰してくれるだろう。