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岐路
【その他 官能小説】

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岐路-10

縄を解かれ、気がつくと、達也の腕の中にいた。
達也の初めての抱擁だった。
「希、1時間よくがんばった。可愛いかったよ!」
涙が溢れ出した。裸のまま達也の胸にすがりつき、私は泣き続けた。
自分の中にどんな感情があるのか分からなかった、ただ、達也の胸の中でいつまでもそうしていたかった。
長い時間泣いていた。
その間、達也は私を抱きしめ、背中を撫でてくれた。
涙が止まると。私は、達也を求めた。

その夜、達也は私を何度も犯した。
そう、私を縛り、押さえつけ、後ろから何度も犯したのだ。
そして、2人は、泥沼のように眠り込んだ。

朝、サンドイッチを作っていた。
体は重かったが、達也の為に何かしたかった。
達也が。研修所に出かける時間は分かっていた。
達也が起きてきた。
おはよう!
声を掛けたが、達也は無言だった。
達也が一枚の用紙を差し出した。

 !!! 
私は、あまりの出来事に、口元を押さえずにいられなかった。

それは、婚姻届だった。達也のサインと保証人のサインがしてあった。

君の好きにすればいい。破り捨ててもいいし、君の好きな時にサインをしてもいい。

何故か涙が溢れてきた。嬉しいとか、不安だとか、どんな感情も違う気持ちだった。
私は、その場でサインをした。

達也は、食事を済ませると言った。

尻を出せ!
私は、黙って従った。

ん、んああ!
はああ!
いい!

達也は、私を立ちバックで犯しながら話し始めた。

今日から、俺の精の全てを受け止めるんだ。
昼も夜も、出かける前も何時でもだ。
お前がサボれば、他の女に精を注ぐ。
お前が受け止めれば、他の女に精を注ぐことはない。

い、いい、達也。
何時でも、ん、んあ、い、いつでも・・・
おか・・・して!

今日からこの薬を飲め。
妊娠しない薬だ。
次の生理から効いてくるはずだ。
それまでに妊娠するようなら降ろせ。
いいな。
中で出すぞ!

そんな。
希に聞かないで・・・
ん、んあ。イ、イキそう・・・・・
達也のしたいように・・・・
したいようにして!

それまで達也は、一度も私の中に精を放ったことはなかった。
私は、中に出すと言う達也の言葉に異常な興奮を覚えた。

きて、きて、きてえ!
出すぞ!
イックウ!

私の絶頂を確認して、達也が呻いた。
ん、びゅるるるるるる。
ん、びゅるるるるるる。
ん、びゅるるるるる。
!、びゅるるる。
びゅるるる、びゅるる。

達也の精を受け止める瞬間、痺れるような快感が湧き上がった。
達也に初めて受け入れられたような気がした。
私は、達也を求めている。
もう迷わない。


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