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白日夢(はくじつむ)
【鬼畜 官能小説】

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隷従一 白日夢 第三章:のぶこ編-4

(八) のぶこの治療

女をソファに座らせたまま、俺は黙って女の周りを歩き出した。女は、全神経を耳に集中させているようだ。俺の歩く方向に、女の耳が向く。俺は閉められていた窓を開け、勢いよく閉めた。そして、わざと音を立てて鍵をかけた。その音に、女の身体が反応している。何をしているのかは、分からない筈だ。しかし、密室になっていくことだけは、分かった筈だ。二人きりなのだ、ということを再確認させたいのだ。遮光性の高いカーテンを閉じて、部屋を暗くした。如何な俺でも、燦々と輝く太陽の光の元では、気持ちの昂(たか)ぶりが無い。

「さっ。じゃあ、立ちなさい。」
俺は女の手を取ると、ゆっくりと仕事部屋兼用の寝室に連れ込んだ。女は、俺の手を両手でしっかりと握り、小さな歩幅で歩いた。そっとドアを開けると、女を優しく誘導した。そして、ドアをロックした。
女の表情が、一変した。恐怖感が生まれたのだろう、みるみる血の気が引いていく。
「大丈夫、大丈夫だ。怖がることはない。私に任せなさい、きっと治してあげるから。」

女の体が、小刻みに震えている。俺は、女の肩を優しく抱いて、ベッドに腰掛けさせた。

「さあ、横になりなさい。何も心配することはない。全て、私に任せなさい。」
女はベッドを手探りしながら、静かに身体を横たえた。不安定な状態からの解放で、少し安心したのか、身体の震えは収まっていた。ずれたスカートの裾から覗き見える太股が、妙に艶っぽく感じられる。違和感を覚えたのだろう、女は上半身を起こしてその乱れを直した。

俺は無言のまま、女の髪をまさぐった。女の身体がビクリと動き、身構える風情が見えた。
「きれいな髪だ。いい匂いがする。」
そんな言葉をかけながら、指を頬に移していった。更に指をずらし、唇の縁をなぞった。

「柔らかい唇だね、吸い付きたくなるょ。」
女の顔が上気し始め、唇をキュッと真一文字に結んだ。俺はそのまま指をずらし、顎から首筋へ、そして胸骨へと移した。女の身体が、一気に硬直し始めた。
「きれいな肌だね。指に吸い付いてくるようだ。じゃあ、ブラウスを脱ごうょ。」
ブラウスのボタンに手をかけると、女の手が俺の手を押さえた。しかし、すぐに思い直したらしく女の手がベッドに下りた。ボタンを一個々々外すにつれ、女の手に力が入り、握り拳を作っていた。
ブラウスの下から、ブラジャーからはみ出した乳房の上部が現れた。こんもりと盛り上がった、その乳房を指で触れると
「イャッ!」と、手ではねのけてきた。
「止めるかい?」
耳元で囁くと、女は小さく首を振り
「すみません。お願いします。」と、顔を赤らめながら呟くように言った。
「わかった。力を抜いて、全て任せなさい。ゆったりと、気持ちを解放するんだ。」
似合わぬ科白だと思いつつも、優しく声をかけてやった。女の反応は、無理もないことだ。目隠しをされているという異常な状態では、平静を保てる筈もない。まだ不安な気持ちが強いのだろう。

俺は、フロントホックを外した。プルルン、と抑え付けられていた乳房が勢いよく飛び出してきた。ピンク色の乳首が勃起しているのが、はっきりと確認できた。両の乳房を見比べると、右側がやゃ大きい。
「旦那は、左利きかい?」
女は、小さくコクリと頷いた。女の胸が小さく上下し始めた。
「どうだい?感じ始めてるだろう、濡れているのを感じないかな?」
女は無言だったが、耳たぶまで更に赤らめたところをみると、間違いないようだ。それにしても、勿体ない。段取りを踏んで、キチンと愛撫してやれば、十分に性感は上がるのだ。短兵急なセックスに、女としての未成熟さで、身体が反応しないのだ。
ゆっくりと乳房の外輪を撫で回しながら、女の息遣いを注意深く見た。少し荒くなり、胸の動きも早くはなっているが、まだ早いようだ。俺はベッドに身体を乗せると、女の身体に添い寝した。ベッドの沈みで俺の動きを察したようだ。心なしか、女の身体が少しずれたように見えた。


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