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【気まぐれ彼女と気弱な僕と】
【調教 官能小説】

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【気まぐれ彼女と気弱な僕と】-6

『おつかれ〜』

比奈子に言われる。自分は、まるで犬みたいだと思った。この笑顔が見たくて頑張ってしまう

が、最初から荷物持ちをさせるつもりならこんな事はしないで欲しいのにと思う。

自分の靴を揃えた後、脱ぎ散らかした比奈子の靴も揃えた。カレーの材料の他にジュースとかお菓子とか買ったからか地味に重いビニール袋は玄関の端に揃えて置く。

別に自分の家なんだし粗雑に置いてもいいのだが、几帳面な性格がそうさせてしまう。

塵一つない玄関、無駄な物がない磨き上げられた小さな廊下と六畳しかないのに物がないせいで広く見えるキッチン付きの部屋。ここ幾日かはそんなに手を入れていなかった筈なのに相変わらず整った状態のままだ

我ながらため息がでる。綺麗好きで完璧主義で何事にも手が抜けない疲れる性格

この性格のせいで自らを滅ぼしかけたのだから恐ろしい

今はもうそんな気すら起きない

何しろ歩いて5分しない距離なのに、いつもと違った筋肉を使ったりしたからかドッと疲れていた

部屋に入るとものすごく安心する。部屋に人を入れたりすると異常に気を遣ってしまうのだが比奈子の場合そうじゃないのが不思議だ

『疲れた?ごめんね。すぐ抜いてあげるから』

『‥あぁ。是非』

優しい声に導かれるように 言われるがまま比奈子の膝に横向きにうつ伏せになる。

『イイコ』

少しだけスウェットが下げられソーセージのささった そこが露わにされた。比奈子の視線を強く感じる。

(まぢで情けない、俺)

うつ伏せなのが救いだ。

『どうだった?』

『‥‥どう、って‥‥ぁっ。んー‥っ』

思った通り比奈子はなかなか抜いてくれずしばらく俺で遊ぶつもりらしい。

まぁ別に構わないけれど

一本ずつゆるゆると動かされる魚肉ソーセージ。

(比奈子が楽しいなら俺は幸せです)

弄りやすいように腰の位置を若干上げる。とりあえず別の事を考えて意識を飛ばす事にしよう

『‥どうも、こうも‥なぃ、よっ』

(でもとりあえず食べ物で遊ぶのはよくないって。学校で教わんなかった?)

『ふうん、そっか』

『‥う、んっ』

ソーセージは規則的に内壁をこすりあげる。


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