淫響乱舞 -父親願望- -3
普段の暮らしの中で、ついつい繁英の姿を目で追ってしまう早世子。だがその想いは日に日に膨らんでいき、いつしか頭の中で良からぬ想像を馳せる様になっていた。そう、正に繁英と熱く激しい一夜を過ごす姿を…。実の父娘で淫らに絡み合う場面を思い浮かべた時とてつもない背徳感にさいなまれ、
(もうお父さんの事は忘れるの…。)
と何度も自分に言い聞かせた。しかし体が分かってくれない…。結局自分に負けて、毎晩夫のいないベッドの中で父親の事を考えながら一人欲望を発散するのだった。
しかし、感情がどうにもこうにもコントロール仕切れなくなったのは今週になってから。夜から早朝にかけて働く亘に代わって、最近身の世話をするのは繁英だ。繁英の為に朝ごはんを作り、繁英の為に弁当を作る。繁英の為に家事・掃除をして、繁英の為に夕飯を作り帰りを待つ…。言うまでもなく、早世子は繁英の為に居るのだ。
女癖の悪さゆえ早世子が嫁いだ後に熟年離婚をした繁英も、よくやってくれる娘に喜んだ。そして喜ぶ繁英を見て、更に気持ちが膨らむ早世子…。
そして遂に今日、繁英の為に風呂を沸かしていた早世子は、急に思い立ったのだ。『これからはお父さんの為に尽くしたい…』と。。。
トロトロ…と溢れ出る蜜を感じながら、早世子は父親の向かいに腰を下ろした。繁英も視界に入った娘の風呂上がり姿に、度肝を抜かした。スレンダーながらも肉付きの良い、たちまち男を皆魅了して止まない官能的な女体。加えて、白く薄い生地に透けて丸見えな乳首、腿の奥に潜む辛うじてワレメを隠している下着。しかも、既にそのクロッチ部分を迸る淫蜜に濡らしているのが一目瞭然だったのだ。
夕刊を読む振りをしながらも、幾度と無く娘に視線を向ける繁英の股間は大きく膨らみ、まるでこん棒の様になっていた。実際、繁英も以前から早世子に対して男の欲望を蓄積させていた。高校卒業後、上京しての大学生活、そのまま東京で就職、結婚。めっきり会う回数は減っていたが、逆に顔を会わせる度に色気を充満させた女体に欲情していたのだった。良い女には目がない繁英は早世子との同居を開始させてからも、よく娘を思い浮かべて自慰にふけったり、風俗でも脳内で娘と置き換えていたりした。日々露出過多になっていく服装、増えるスキンシップ、これ見よがしに干される刺激的な極小下着に、繁英も薄々娘の欲望を感じ取ってはいたが、この時の早世子は決定的だった。
ギラギラとした目付きで向けられる父親の視線を、早世子は好意的に受け止めた。
(お父さんが興奮してくれてる…)
と考えると肉体は自然と高揚し、秘芯は益々潤いを帯び、父親を迎える準備を始める。
「お父さん、何かおつまみ欲しいでしょ。作ろうか?」
そう言って立ち上がりキッチンへ向かう早世子。その後ろ姿も非常に男心をそそるものだった。ようやく股下に届く程度の丈ではふくよかな尻の全てを隠すことが出来ず、下尻肉がはみ出しているのだ。その上ピンクのTバックが谷間にきつく食い込んでいる様も、透けて丸分かりになっていた。
(堪らん体や…)
欲望をこらえられなくなった繁英はキッチンに向う早世子の後を追い、背後から抱きつくと魅惑的な柔尻を触りながら娘の耳元で低く囁いた。