「息子が下着泥棒?」-5
「どないや?
おチチをモミモミする感じは?」
「やわらかいもんやな。
こないにやわらかなもんとは思わなんだ」
正純は両手で鷲掴んだふたつの乳房を、
擦り合わせるようにして、
揉みしだいていく。
恵美子の官能が炙りたてられていき、
股間が潤み濡れてくるのが分かった。
彼女は乳房への愛撫を息子にまかせると、自分の右手を彼の股間に伸ばしていった。
そのトランクスを膨らませているペニスを、布地越しにギュッと握り持った。
「あうっ」
正純が声に出して、腰を身じろがせた。
ペニスが女の手に握り持たれたのは、おそらく初めてのことだろう。
握っている恵美子の手に、
堅く身を絞って棍棒のようになった、
太幹の様が伝わってくる。
それは熱いくらいの熱をもって、
トックン、トックンと脈打っている。
「オチ○チンを見てもええか?」
恵美子の問いに、正純がうなずき返す。
彼女はトランクスの両脇を摘まみ持つと、それを捲り返すようにして引き下ろしていった。
息子が腰を浮かせて協力する。
堅々と勃起したペニスが、
ブルンッと跳ねるように飛び出してそそり勃った。
昔、いっしょに風呂に入っていた頃のオチ○チンとは、
形も色もずいぶんちがっている。
それに太さも長さも何倍にも大きくなり、
反転した包皮から剥け出た亀頭が赤紫色をして、
はち切れんばかりに漲(みなぎ)り張っている。
その筒先には先走りの汁が滲み出て、亀頭を濡らしてテラテラとぬめ光っ
てもいる。
柿渋色とでもいうのだろうか、赤味がかった茶色をした太幹のほうは、ゴ
ツゴツと血管を浮きたたせていかにも堅そうだ。
その姿はオチ○チンなどという可愛らしいものではなく、肉棒とか、怒張とよぶのがふさわしいと思った。
「しゃぶったげるわな」
恵美子はそう声をかけると、息子の股間に覆いかぶさり、ペニスに顔を寄せていった。
さっきから、ずっと乳房を揉みつづけていた正純が、ようやく手を放していた。
彼女はそそり勃つペニスの根元に手を添えると、
舌で裏筋をネットリと舐め上げていった。
「あうっ……ううっ」
息子がペニスをヒクつかせながら声に出した。
身を右に左にうねらせながら、シーツを両手でギュッと鷲掴んで引き千切らんばかりにしている。
恵美子は裏筋から亀頭をたっぷり舐めまわしてから、
ペニスの先端に唇をかぶせて、
エラの張り出ているところまで咥え込んでいった。
咥え込んだ唇でジュボジュボしながら、
亀頭に舌を絡めて舐めまわしていく。
「ああっ、あぁぁぁぁぁっ」
正純が女のような語尾長い喘ぎ声をあげて、また身をうねらせた。