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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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究極の選択-4

    ♯♯♯



『なぁ由里子?俺も一応男だからね。由里子とこうして2人きりでいたら、Hなことだって考えちゃったりするわけよ!ましてや今日はおふくろもいないし…』



「―――は?ヤ…ヤダッ、ゆ…佑介ったら、な…何言ってんの?!」



いつもと違う佑介の態度に私は激しく動揺してしまう。




『例えば今だってね―――』



その瞬間―――私はうしろから、佑介の腕の中に包み込まれていた!



え…佑介?うそでしょ?



佑介の長い腕が私の前で組まれ、背中全体に佑介のぬくもりを感じる。



「ちょ…ちょっと冗談やめて…佑介離してよっ!」



私はとっさに佑介の腕からすり抜けようとした。



でも佑介の腕は私を捕えて逃がさない。




『由里子、俺が離さない…って言ったらどーする?』



「え?…」



背中にいる佑介の表情は見えなかったけれど、その声の感じがいつになく真剣で、その先の私の言葉を詰まらせた。



『由里子…俺もう由里子と友達でいるの限界だわっ』



「でも、こんなのって…」



『俺とこう言う関係になるのはイヤってこと?佐々とじゃなきゃダメってこと?』



佑介の決断を迫るような言い方に、私は今まで経験にない胸のざわつきを覚えた。


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