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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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究極の選択-5

「それは…」



『なぁ由里子分かって!もう俺、由里子とこのままの関係が続くの苦しいんだよ…』



佑介の声…
震えてる―――



佑介のその声を聞いたら、私は急に体が震えて涙が込み上げてきた。



「私…今…自分でも…どうしていいのかわからない。でもね…佑介には…ホントに感謝してるんだよ…」



涙声になった私の肩先を掴むと、佑介はクルッと向かい合わせにした。



頬を伝った涙を見られたくなくて、うつむいた私に佑介はこう言った。



『由里子…俺は絶対にこんな風に由里子を泣かせたりはしないよ!それはこの先だってずっと変わらない…』



「うん…」



私が頷いたその時―――
まさかの事態が起きた!!



佑介はうつむく私に顔を近付けると、かがみ込むようにして首を傾け、私の唇にムギュ…と自分の唇を押し付けてきた。



「んっ?佑…ん・・ぁ…イヤ…」



佑介の唇が私の唇を下からすくいあげると、正面に向きを変え深く重なり合っていく。



あまりにも予想外の事態に、私は目をつむることも出来ないまま、拒絶のタイミングすら失ってしまった。



そうこうしているうちに佑介の腕が私の背中に回され、私の抵抗する意志を奪っていく。



離れなきゃ―――頭では分かっているのに、体は佑介の唇を拒めなかった。



そのうちゆっくりと角度を変える度に深くなる佑介の唇は、熱を帯び始め私の頭の中を痺れさせていった。


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