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「わが愛しの貧乳美女」
【フェチ/マニア 官能小説】

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「わが愛しの貧乳美女」-4

「あはん。
あうっ……感じてくるわ。
ああ、よくなってくる……ああ、いい。
いいわ」

どんな貧乳であっても、感度は巨乳と変わらないのはいうまでもない。
いや、大きすぎて感度の鈍い巨乳よりも、ある意味では貧乳のほうが敏感かもしれない。

それに貧乳には巨乳にない、楚々(そそ)とした羞恥から、はんなりとした喘ぎに、はんなりとした喘ぎから、喜悦の喘ぎへと移ろっていく。
その変化の様が男の官能を擽ってやまないのだ。

たとえばこれが、冒頭に挙げた巨乳タレントたち、小池栄子であり、佐藤江梨子、MEGUMI、井上和香、根本はるみ、ほしのあきを相手にしたセックスであったらどうだろう。

巨乳の女性はそれを隠そうとしても、
着衣の上からでも、
それと分かってしまう。
すると、どうしてもそれを誇示しがちになる。

「私のオッパイはどう?
すごいでしょう?
触ってもいいわよ」

というようなことになる。

そうなると、セックスも貧乳を相手にした、そこはかとなくはんなりとしたそれとは、自ずから様相を異にしてくる。

たがいの肉体をぶつけ合い、
舐め合い、
貪り合う、
直接的なセックスになるはずである。
ラテン的、
情熱的なセックスといったらいいか。

そうしたセックスを好む人もあろうが、日本人男性の大半はもっと情の細やかな、情緒纏綿(じょうちょてんめん)たるセックスを好むはずである。
読者諸兄にとって、この論はどうだろうか。

さて、スレンダーなすみれの肢体だが、その上半身だけを見ている限り、
少年の胸か、乳房が膨らむ前の小学生女子児童を思わせないでもない。

ところが、その股間には性毛が密生してそよぎ、
その奥には成熟した女の生殖器を佇ませているのだ。
この落差が貧乳フェチには、
たまらない魅力のひとつでもあるのだ。

その上半身には穢(けが)れを知らぬ無辜(むこ)の聖性をまといながら、
下半身には淫売婦と同じ醜怪淫靡(しゅうかいいんび)な生殖器を宿らせる。
そのアンビヴァレンツさが、
いいようのない昂奮をよぶのである。

すみれの股間には比較的濃い陰毛が密生して埋められているが、
その密生は下腹部のデルタ地帯に集中し、
その奥の肉溝のワレメ周辺にはほとんど生えていない。
それで生殖器が剥き出しで眺められる。

それはやや肉厚の2枚の肉ビラを、
肉溝のワレメから覗かせ、
それが少し口を開いて息づいている。
そのわずかに開いた肉ビラのあいだから、
赤く充血した肉襞(にくひだ)が覗いて見える。
それに肉溝の周辺は、
すでに半透明の愛液で濡れ光っている。

その股間の佇まいは、彼女もまた貧乳のもつ純潔と聖性を裏切るのに、十分な猥雑さとグロテスクさを備えている。

誠一はその股間に手を差し入れ、
指を遣っていった。
肉ビラのエッジを指の腹で、
下から上に向かってなぞり、
上に達するたびにクリ豆を指先に捉えて、
刺激を加えていくのだった。


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