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いまどきの…
【青春 恋愛小説】

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いまどきの…-2

それから先生の自宅へ訪問
家はなかなか綺麗だった
しかし洗濯物や食器が溢れかえっている
「これを俺が全部やれと?」
「そう。なにか異議がある?あるなら…」
先生が目の前で俺の煙草をちらつかせる
「わかりました。やりますよ」
ふぅ、と溜め息をついて食器を洗い始めた
先生はテレビを見ながら短パンTシャツという格好でビール片手に野球をみている
(あんたこそオヤジじゃないか)
「ちょっとぉ!!あんたなにかいったぁ!!ぶん殴るわよ!!」
陽子先生が叫んでいる
(おいおいマジかよ
酒癖悪すぎだろ勘弁してくれよ)
「ちょっとあんたも皿なんか洗ってないでこっちゃこい!!」
(早く帰らせてくれ…)
ふと時計に目をやると既に時間が9時になっていた
そのとき先生が
「もう遅いから家にとまんなさいよぉ。先生がいいことおしえてあげるから♪」
「いくらなんでもそれはだめですよ!!仮にも先生と生徒であるわけだし、俺は愛のないセックスはしない主義なんで」
「なによぉ。まだ彼女つくったことないくせにぃ。この童貞がぁ」
この先生は俺が他人に関心がなくて彼女をつくったことがないことをなぜしっているんだ?
まさか夏樹が…
あいつは余計なことしやがって
また先生が喋りかけてくる
「もう眠たいからベッドにつれていってぇ♪」
これを聞いた瞬間嫌予感が頭をよぎったがこれはチャンスだと思った
(このまま寝てくれれば俺は解放される!!)先生を俗に言うお姫さまだっこというやつで運搬
「先生ベッドにつきましたよ」
「ありがとさぁん♪でも返さないわよぉ」
(この先生どこまで酒癖わるいんだ?帰らせてくれ…)
気付くと俺の頭の後ろに先生の手があった
そして不意に引き寄せられ先生の唇と触れ合ってしまった
俺がぼーっとしていると
「ふふ。人生語っておいてこっちはまだ子供なのね」
俺はそのまま床で横になり眠ってしまった…―翌日
朝起きると先生がベッドで寝ていた
(そうか。俺は先生の家で寝てしまったんだ)
しかしちょうど休日だったのでそこまで焦りはしなかった
(そういえば昨日のキスしちまったんだっけなぁ。まあそこに先生の愛ではなく酔った勢いでっていうのが救いか)
俺はこれまでの人生で彼女とかを作った経験がない
なんていうか他人に興味がない
遊ぶ時とかただの酔狂だし
それに俺の青春はもう終ってしまったよ
なぜかわからないがそんな感じがする

「あー、鉄人君おはよー」
先生が目をさました
昨日のことは覚えてるんだろうか?
聞く必要もないな
「飯たべます?つくりますよ」
「え?いいのぉ?なんだかわるいわねぇ」
「俺も腹減ってますから。冷蔵庫かりますよ」
「はいよぉ」
俺は冷蔵庫をあけ卵とベーコンと食べかけのポテトサラダをみつけた
卵でオムレツをつくりベーコンをカリカリに焼きポテトサラダを皿にのせた
「へぇー、けっこう料理うまいのねぇ。オムレツは中がとろとろだし。婿にほしいわねぇ」
「なぁに冗談いってるんですか。もっと頼りになる男性なんていますよ」
そういうことをいったとき先生の顔が少し曇ったように見えた
気のせいか?
「さて飯も済ませたし洗濯しますかねぇ」
そういって洗濯機が置いてあるところに移動しようとしたそのとき
「先生にちょっとつきあってくんないかな?」
「え?まあいいですよ」
俺はテキトー答え先生の車にのって都心のほうにでかけた


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