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いまどきの…
【青春 恋愛小説】

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いまどきの…-1

俺は都内の高校に通う高校3年生
名前は鉄人(てつひと)
まだ18歳という年齢にも関わらず爺臭い高校生だ
爺臭いといってもお茶や時代劇などが好きなわけではなく考えが爺臭いらしい(友人談)
たぶん俺が他人に対して若いねぇやまだ若いものには負けられんよなど発言するせいだろう
友人からいわせれば目が死んでるとか人生諦めてるとかそんな感じらしい
まあそんなものは些細な問題だ
いま俺は重大な問題に直面している
それは友人の夏樹が学校の保健医に告白するところからはじまる

俺が保健室で授業をサボッていると夏樹がはいってきた
夏樹は俺が小学校からの友達だ
まだ青春真っ盛というかんじの男だ
それで保健医の先生は陽子という名前だ
まだ23歳という若さでかなりの美人だ
性格のよさも合間ってたちどころにクラスの人気者だ
夏樹自身も顔よし性格よしの自他ともに認めるナイスガイだ
ベッドにもぐり俺は一部始終をみていた
俺の勘ではこのまま告白、OK!!付き合いましょう、みたいな方程式ができあがっていたがそれは簡単に消え去ってしまったようだ
夏樹は告白の返事をその場でもらい落ち込んだ様子で教室に帰っていった

「先生、なんで夏樹フッたんですか?」
俺が問掛けた
「それはね彼がまだ若いからよ。私みたいなおばさんでは不釣り合いでしょう?」
先生が笑いながら答えた
「先生だって十分若いじゃないですか。夏樹だって自他共に認めるナイスガイですよ?十分じゃないですか」
俺はお世辞ではないがある程度誉めて発言した
「まあ君みたいな体は青春真っ盛でも頭の中では初老の人に言ってもわからないかな」
さらに笑いながら先生がいっていた
それを俺も笑いながら聞いていた
―放課後
俺は立ち入り禁止の屋上の給水タンクの上でリュックから煙草(マルボロライト)をとりだし火をつけた
ふぅー、と一息ついているところに下の階段から足音が聞こえていた
俺は内心焦った
学校で煙草をすっていることがバレたら停学だ
親も俺が煙草をすっていることを知らない
なぜなら普通のキャラでいたいから
目立たないほうが楽だし
しかしいまはそんなことを考えている暇はない急いで制服の上着で煙を吹き飛ばす
足音が途絶えた…
恐る恐る下をみると陽子先生が立っていた
しかも目があってしまった
あわてた拍子にYシャツにはいっていた煙草が落ちてしまった…
ああ、さよなら、俺の人生
さよなら平穏な高校生活
なにもかも諦めたそのとき陽子先生がおもむろに煙草を拾い上げライターで火をつけたではないか
「先生なに煙草すってるですか!?」
「あら、先生が煙草すって悪い?そもそも君が言える立場かしら?」
「ぐっ…。もう煮るなり焼くなり好きにしてください…」
俺が諦めが入った言葉でそういった
「じゃあ先生の家に来て」
「へ?」
俺が呆けたいると陽子先生がいった
「家事するのが面倒だからやってくれない?もちろん断るのも自由。だけどそのときは…」
「わかりました!!わかりましたからこの件は不問にしてください!!」
俺が高校生らしからぬ発言であやまった


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