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操れるかも! 操られるかも!?
【その他 官能小説】

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操れるかも! 操られるかも!?-17

その日の授業が終わると、美奈子に捕まる前に家路に急
ごうとした俺のもとに大介が近寄ってきた。
 俺と大介は一年の頃から同じクラスだ。こういうのが腐
れ縁とでもいうのだろうか。
「よう、圭一。お前は今日の練習に参加するのか?」
「いや、休息に専念するよ」
「おいおい、少しぐらいは体を動かしておいた方が明日以
降のためにもいいぞ」
 ……早く話を切り上げないと美奈子が来ちまう。
「いや、今の俺の体力じゃ、休息する方が大事だ」
「……まあ、確かにここんとこのお前はかなりばててるみ
たいだが……」
 ……そう思うんなら帰らせろ。
「だろ? 自分の体調は自分が一番よくわかってるよ」
「……そうだな。休むことも大事だからな。俺は軽く体を
動かしてから帰ることにするけど、お前はせっかくだから
家に帰ってゆっくり休め。じゃあ俺行くわ」
 俺はほっとして教室から出ていく大介の背中を見送って
いたが、扉を開けて教室の外へ出かかった大介は急に足を
止めてしまった。
 どうやら大介は扉の外にいた人物と会話をしているらし
い。俺は嫌な予感に包まれる。
 少しして大介が大声で俺を呼んだ。
「お〜い、美奈子が一緒に帰ろうって言ってるぞ」
 俺は体の力が抜けていくのを感じた。
「圭ちゃ〜ん、一緒に帰ろう」
 大介の後ろから顔を出した美奈子がダメ押しの一言を笑
顔で告げる。

「ねえ圭ちゃん、帰らないの?」
「……」
「みんな帰っちゃってもう廊下にも誰もいないよ」
「……」
 俺は逃げそこねて美奈子に捕まってからずっと教室に篭
城している。なんとか美奈子に今日のエッチを諦めさせる
方法を考え続けていた。
「……これじゃ、エッチする時間なくなっちゃうよ〜」
 美奈子が口を尖らせて抗議するが、俺にとってはそっち
の方がありがたい。
「……」
「……もしかして……」
「……?」
「……教室でしたいとか?」
「誰がそんなこと言った!」
「……う〜ん……私」
「……」
「……教室でしちゃうのもスリルあっていいかも?」
 どうやら教室が安全というわけでもないようだ。
「……さ、帰るか……」
 カバンを持って帰ろうとする俺の腕をすかさず美奈子が
掴みとる。
「ねえ、せっかくだから教室でしようよ〜」
「できるか! 第一見つかったらどうする!」
「……じゃあ、圭ちゃんだけ気持ちよくしてあげる」
「は?」
「そのあとで場所変えていっぱいエッチしよっ」
 美奈子はそう言うと教壇の上へと俺を引っ張る。そして
俺を教壇に立たせ、自分は教壇の机の中に潜り俺の腰に抱
きつく。
「お、おい」
「えへへっ」
 美奈子は俺のズボンのジッパーを下げながら嬉しそうに
笑う。
 俺のものをトランクスの穴から取り出すと、美奈子は口
を目一杯開けて頬張った。
「……うっ」
「……んっ……んむっ……」
 美奈子の口が暖かく俺のものを包み込む。
 美奈子に口でしてもらうのは初めてではないが、放課後
の教室というシチュエーションが数倍の興奮を呼ぶ。
 顔を前後させ、舌を這わせる美奈子の息が当たるたびに
美奈子の口の中で俺は硬度を増していく。
「けひちゃ、すほくかはくなってきは」
「……何言ってんのかわかんねえよ……」
 美奈子は硬くなれば硬くなるほど嬉しそうに舌を使う。

 俺が早々と達しようとしていた時、廊下から高らかな足
音が聞こえてきた。
 美奈子は慌てて口を離して、足音の行き先を確かめる。
 足音は真っ直ぐにこの教室へと向かってきていた。
 俺は大きくなった自分のモノをトランクスへと無理矢理
しまいこみ、ジッパーを上げた。
 美奈子は机の中に隠れたまま身体を小さく丸めた。どう
やらこのままここに隠れているつもりらしい。
 足音の主は後方の扉の前で止まり、ガラガラと力強く扉
を開けるとともに中に入ってきた。


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