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『淫PTA』
【熟女/人妻 官能小説】

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『淫PTAA』-1

静粛たるべき名門学園に多少の波風を立たせた彼の一件の翌々日、順調な上昇傾向にある気温と湿度に包まれた入梅直前の昼下がり、此処、島原邸の夫妻寝室では家族や件の体育教師が見れば卒倒しかねない淫靡な密戯が催されていた。

窓にはカーテンが引かれ、スタンド照明だけの薄明かりの中、エアコンの作動していない室内は息苦しいほどに蒸している。

部屋の中央を占めるセミダブルのベッドの上で、スプリングを軋らせながら、一糸纏わぬ男女が妖しく絡み合っている――。

上から包み込むように覆い被さっているのは美紗代夫人、白磁の肌に珠の汗を散らせて、成熟極まる豪奢な裸身を曝している。

下に仰臥し組み敷かれている華奢で小柄な童顔の若者の名は、亀森卓郎。
昨年、黎明学園から県内所在の国立大学医学部への現役合格を果たした医大生である。

亀森は美紗代の愛息智也の中学受験に伴ない、昨年の五月から、知人の紹介により家庭教師として島原邸に出入りしており、この四月からも引き続いて理数系科目の勉強を教えていた。

そもそも二人がこのような不純な関係に至ったのは三箇月ほど前からであった。

二月に息子智之の黎明学園合格が決まり、ホッと息を吐いていた美紗代夫人に対し、亀森から恋慕の情が打ち明けられたのが始まりであった。

美紗代にとっては、母子ほど年齢の離れた亀森に対して、男女の感情を抱けるはずもなく、また人妻の身としては当然のことながら、一度は固く拒絶したのではあったが――。

その後も執拗にラブコールを送り続けてくる亀森の健気さに絆されるとともに、その頃、もともと性的な営みに関して淡白であった七歳年上の夫、誠一との夜の同衾の機会が皆無となって久しく、いよいよ四十路の大台に乗ってしまった自身がこのまま空閨に殉じて女性として色褪せていくことに一抹の淋しさを感じていた美紗代夫人の心の迷いと共に、余りにも成熟した圧倒的なボディーがもたらす欲求不満状態が、亀森の無尽蔵とも云える若い性欲と、淫らな情意の一致をみたという次第であった。

一度ならず貞操を与えてしまった亀森によって、忘れかけていた性感を呼び醒まされ、その若い肉体が放つ悪魔的な魅力にすっかり魅せられてしまった美紗代は、夫や息子に対する後ろめたさをその豊満無双の胸元に抱えつつも、ここまでズルズルと若過ぎる愛人との背徳的な情事に耽り続けていた――。

美紗代の白い左腕が下になっている亀森の首にしなやかに巻き付き、手繰り寄せるようにして、その唇を奪う。

ヌードピンクの紅唇からしっとりと濡れた桃色の舌が亀森の口を抉じ開けるように差し込まれ、口内を無尽にねぶりまわす。

「むふんっ、むふふぅぅっ……」

柿の種形の鼻孔をヒクつかせ悩ましく鼻を鳴らす美紗代夫人は自ら旺盛に舌を絡ませ、亀森の口中に芳醇な唾液の蜜を注ぎ込んでいく。

「むっむむ、うぐぅぅっ……」

やや苦しげな表情を浮べながらも、亀森は注がれた美紗代の蜜唾をゴクンと喉を鳴らして嚥下し、左手は圧倒的な量感を誇る豊乳を揉みしだき、右手はみっちりと張り詰めた官能的な臀丘を撫で回す。

更にヒップ中央に走る深い肉のスリットにそろりと指を滑り込ませ、底に潜んだ菊座にまで不埒なちょっかいを掛けていく。


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