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SWEETHEART
【コメディ 恋愛小説】

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SWEETHEART〜目覚め〜-2

「京!!!」

登校中、青に会った。

「よう」
「あ、おはよー!」
「リカちゃん!?ひょっとして、同じ学校!?」
「あぁ、なんかな。知らん内にそうなってたよ」
「マジでー!!よろしく!おれは独村青っていうんだ。京とは同じクラスで親友だ。」
「へー、よろしく!」
(部外者はのんきに喜べていいよなー………。おれもこんな可愛い子と一緒に暮らせて素直に喜びたいよ)
「じゃ、一緒に学校行こっか」
「おー!」
「あ、青。リカが宇宙人って言うなよ?面倒だから」
「わかってるって」



学校に着いてまず職員室に寄った。リカの物品の準備はできているかどうかを聞きに行ったのだが、さすが宇宙人だけあってばっちりできていた。制服や教科書は準備されていて、京との間柄も親戚という設定にされていた。


「では、リカさんは日田くんと同じA組の生徒になって下さい」

京たちの担任の道先生が言った。道先生は25歳の男の先生でかっこよく、どの生徒からも慕われている先生だ。

「やったー!京とずーっと一緒にいられるね!」

そう言いリカが抱きついてきたが、許してくれるのは道先生だからだろう。

「では、日田くんたちは教室へ行って下さい。リカさんはここに残って下さい」
「じゃ、京、また後でねー!」



そして京と青は職員室を後にして、教室に向かった。
「だが、リカちゃんは可愛いな〜。中越とどっちが可愛い?」
「そ、そんなん中越に決まってんだろ!」
「あたしがどうかした……?」
京と青はばっと振り返った。
「中越!」
「なんかあたしの話してなかった?」
「い、いや気のせいじゃないか?」
「いーや、京がな、中越のことを」
「だー!な、なんでもない!」
「あたしのことを?」
「ほら、京、言ってやれよ」
「いや、その………」
「ん?」
「はい、おはよー」
「あ、道先生!」
「おはよう、中越さん。さ、席ついて!」
道先生が教室に来たため生徒はみな各自の席に着いた。
「はい、今日は転校生がいます」
「京、リカちゃんだな」
「あぁ、そうだな」
「はい、入って下さい」
そういうとドアが開き、リカが入ってきた。
「うわっ………!」
「可愛い………!」
リカへのリアクションは予想通りだった。男子はもちろん女子もうっとりしていた。
「そりゃ普通このリアクションだよな………」
京が自分の境遇を呪っていると、ドアからもう一人入ってきた。
「え………?」
「今度は…………」
「かっけ…………」
リカに続き美少年が入ってきた。
瞳は緑色で純粋の日本人ではなさそうだ。


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