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雨が雪になる頃
【青春 恋愛小説】

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雨が雪になる頃-5

「…で?何?」
「あぁ…うん…」
やっぱまだ怒ってんのかな…。
「……別れろって言った事なら…謝るよ…ごめん」
「いや、いいんだ、それは……お前さぁ、里菜から何か聞いたの?」
「………」
「別れろって言われた時、ホントムカついたよ。だけど…わかったよ、梨紅がそう言ってた訳」
……言わないで…。
准樹の顔見れなくなる…。
傷ついてほしくない…
「…あいつ…」
「…言わないで…っ」
「………」
とある公園のベンチの前であたし達は足を止めた。
時間も止まった気がした。何もかもが静かで…。
聞こえるのは自分の心音と呼吸だけだった。
「…梨紅」
「…何…」
「明日とあさって…予定なくなったから一緒に出掛けよっか」
「…人を暇つぶしみたいに」
「やーならいいけど」
「行きます行きます喜んで!」
なんかきっかけは微妙だけど、まぁいっか。


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