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雨が雪になる頃
【青春 恋愛小説】

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雨が雪になる頃-1

クリスマス1週間前。
部室にて2人っきり。
「准樹(じゅんき)ぃ〜」
「んー?」
「…なんでもないよぅ。あ、ねぇ、この写真いぃと思うよ」
今年も淋しいクリスマスになるのかな。
しかも何呑気に部活なんて出てんだ…。
んでもって准樹と2人っきりなんてやだよ〜…。緊張しまくりだよぉ…。
…つーか
「誰か来てぇーー!」
「あぁん!?なんだてめぇ、俺が嫌いなんか!?」
大好きですよ。
「嫌い。准樹怖いもん」
「え、怖い?俺怖いの?」
ガララッ
「やほー♪准ちゃん梨紅(りく)ちゃん休日出勤乙☆」
「あっ、加奈先輩!」
加奈先輩は神様や〜…。
「ん?どした?」
「准樹にカツアゲされてた」
「してねぇよ!ねぇ加奈先輩、俺って怖い?」
「うん」
「えっ、速答?」
「目つきが怖いよね」
「ね」
…まぁ、そういう顔好きだけど。
「でも、俺が二重でも怖いっしょ?」
准樹の二重…
想像してみる。
「キモっ」
「キモイゆーなよ…」
「キモイよ〜」
「あたしアッキー(部長)呼んでくっから待っててよ」
そう言って加奈先輩は出ていってしまった。
再び2人。
また気まずい。
「…あ〜ぁ、あと1週間かぁ」
「何が?」
「准樹には関係なぁい」
「あぁーっそ」
あぁ…なんて意地っ張りなあたし。
かわいくない。
♪♪♪〜
急に携帯の着メロが鳴ったもんだから、あたしは椅子の上で飛び跳ねた。
「びっくりしすぎだろ。……もしもし?…あぁ、どしたの?…うん…今日?…今部活中。…まじで!?…あぁ、全然いぃよ。…うん…はいよ」
誰だろ…。
准樹はしばらく話をしてから電話を切り、ブレザーのポケットの中に携帯をしまった。
「准樹…」
女の人の声、聞こえたんですけど……
まさか。准樹に限ってんな事ない。
「梨紅?」
だって…准樹だもん…。
やだなぁ…自分のマイナス思考。
「梨ー紅ー」
名前を呼ばれて我に帰る。
「んあ?」
間の抜けた返事をしてしまったじゃないか。
「具合悪い?保健室行く?」
「……いい」

加奈先輩が戻ってきたのはそれから少し後の事。
あとは先輩方に任せて1年部員(うちら2人だけ)は帰宅する事に。


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