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赤ずきんちゃむ、おほかみの食糧につき
【ファンタジー 官能小説】

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赤ずきんちゃむ、おほかみの食糧につき-5

「やっぱ、我慢できねーわ」
唐突に訪れる、衝撃。しかも、一度ではなく、何度も。
「あぁっ、あっ……ひっ……大き……っ!」
ジンロが突き上げる度に、チャムの身体がしなった。
ぞくぞくと背筋を掛け上げる快楽。我を忘れそうになる。
「奥がぁ……っ! あっ、ああっ……奥にきて……っ!」
「イっちまえ……!」
膣内を抉るように押し広げるようにチャムを突き上げて。
やがてふたり同時に達する。
「あ……」
チャムは仰向けのジンロの上に倒れ込み、掠れた声で微かに喘いだ。
頭がぼんやりとして、自分が今何をしていたのか分からなくなる。
(……そうだ)
ワゴンの中で、いきなりジンロが襲ってきて。
(そうだ、配達の……)
林の中、おんぼろワゴンを走らせていたところだったっけ。
(配達の途中、の筈なのに)


結局、いつもこんなふうに流される。
思えば出会いもそうだった。
いつもの配達の道でジンロに出会い、そして――


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