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赤ずきんちゃむ、おほかみの食糧につき
【ファンタジー 官能小説】

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赤ずきんちゃむ、おほかみの食糧につき-4

「やっ」
「んじゃ、舐めて」
依然顔を赤らめジンロを睨んだままのチャムであったが、やおら頷くと、狭い車内を移動して、彼の足元に屈み込んだ。
(仕方、ないよね)
心の中でため息をつき、そう呟く。
しかし反面、彼女はいきり立ったジンロのものを見て、自分自身も熱くなってくるのを感じていた。
ジンロのそれは、いつもよりも心なしか熱く、そして大きくなっているように見える。
「ん……」
舌に唾液を絡ませ、亀頭に被せる。れろ、とひと舐めしてから肉棒を咥え込むと、ジンロが微かに呻いた。
先端を固く尖らせた舌で窪みをなぞれば、ジンロのものはさらに硬さを増す。
ジンロは赤いずきんの上から、チャムの頭をゆっくりと撫でた。
「んむ……はぁ、はむ……ん」
小さな口で懸命にしゃぶりつく様はかなり刺激的だ。
ジンロはぞくぞくと背筋に走る快感を味わいながら、舌舐めずりをした。
「ったく、上手くなりやがって」
強引にチャムの口から己の一物を抜き、ジンロは口の端から涎――あるいは彼の先走りか――を垂らしている彼女の股間に手を伸ばした。フリルのついた白い前掛けと共にワンピースが捲れ上がる。
「や……っ」
「どうせ濡れてんだろ?」
「んあっ! ど、どうせって、何……あんっ」
長い指が、ショーツごと中に侵入してくる。激しい指の動きに愛液が溢れ、卑猥な音を立てる。膣壁を擦られチャムは腰を引き、身を捩らせた。しかしそれで逃げられるわけもなく。
細腰をひょいと掴まれ、リクライニングしたワゴンのシートにもたれかかったジンロの腹の上に乗せられる。腰を下ろした瞬間、濡れたショーツがくちゃ、と僅かに音を立てた。
「やーらしいの」
「……意地悪」
「何が?」
「そういう軽口とか……それに、その、最初は舐めるだけでいいって言ったのに」
「だって、こっちの方が気持ちいいじゃん」
笑うジンロに、チャムは呆れたような表情でため息をついた。
しかしそれもつかの間、彼女の口から再び嬌声が漏れる。
「あっ、やだ……やっ」
服の上からジンロが胸を揉みしだく。
左手は、彼女の腿を撫でていた。
柔らかな体毛が敏感な肌をくすぐり、チャムの快感と羞恥を引き出していく。
「あ、あっ、あぁ……っ」
ジンロの指が陰核を刺激する。
いやいやと頭を振るチャム。その尻には猛ったジンロのものが当たるのを感じていた。
「……ジンロ」
「ん?」
「熱い……」
チャムの指が、濡れたジンロのものに触れる。
びく、とジンロの身体が強張った。
「……欲しい」
恥じらいながら、チャムは呟くように言った。
ジンロは笑いながら肩を竦める。
「んじゃ、あげる」
「あげるって……もう意地悪!」
ずきんと同じく真っ赤な顔でチャムは声を荒げた。
「やるって言ってんだろ。自分で、いいようにしてみれば?」
ジンロの方が我慢できないだろうに、いつの間にか自分がおねだりをする側になっている。
チャムはジンロを睨んだ。
しかし股間の疼きには耐えられず、チャムはやむなしといったふうにジンロのものを自分の秘所に添える。
腰を下ろせば、絶大な快楽がチャムを襲うだろう。
期待と同時に恐怖もある。あまりに気持ちよくて、頭がおかしくなってしまうのではないだろうか。
チャムがゆっくりと腰を下ろした。
「んあぁっ!?」
チャムが一際大きな声を上げた。
チャムが腰を下ろしきるより早く、ジンロがチャムの腰を掴んで自分の方へと引き寄せたのだ。


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