俺のM女調教日記(1)-4
「どうだ、気持がよかったか、佐恵子」
「はい、逝かせていただきました、有り難うございます」
「そうか、少し休んだら、次の調教をしてやろう、嬉しいかな」
「は、はい、有り難うございます」
俺はこの看護婦長という女をじっと見つめていた。
初め逢ったときは、そんなに感じなかったのだが、
喜びに涙を流しているこの女を俺は美しいと思った。
その白く豊満な肉体には、
俺が振りかざし鞭で叩いた無惨な痕が残っていた。
白い肌にくっきりと残った痕・・傷、乳房と白い腹、そして尻。
それは俺が女に与えた愛の印、俺の愛の結晶だった。
他人が見れば、
それは女をただ痛めつける卑劣な行為としか映らないだろう。
しかし、それが最高の行為、最高の愛の行為なのだ。
かけがいのない愛奴への最高のプレゼント、
それは真にSMの愛好者だけがわかる。
それは俺が佐恵子に与えた愛の「しるし」だからだ。
セックスは一時の快楽、一時の性の昇華・・・
だが、SMの行為はそれとも違う、お互いを信じ、愛し、従い、
従わせる別次元の愛の行為なのだ。
それをどれだけの人が知るだろうか・・