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鎮魂
【SM 官能小説】

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鎮魂(その3)-2

 …いや…やめて…私は魔女ではない… 私は擦れた声を弱々しく発した。


その私の声がまったく聞こえないのか、男はその不気味な鈍色の光を放つ長針をゆっくりと私の
乳房の表面に近づけていく。


 …うっ…


尖った針が乳房の肌を刺す。鋭い痛みが肌に走る。男は私のその苦痛を確かめると、次々と針を
別の箇所に刺していくのだった。乳輪をなぞり、乳首の先端にさえその鋭い棘のような針が突き
刺さる。私は体全体が引き伸ばしの苦痛を受けたまま、その伸びきった肌に、針を次々と刺され
るのだ…。

そして男の持つその長針は、私の陰部に移る…。魔女の刻印は、乳房か陰部の陰にあると信じら
れているのだ。私の淫毛が指でまさぐられ、陰唇をえぐるように針が刺されていく…。


 …あうっ…うっ…やめて…


私は、血が滲むその鋭い痛みに背中を仰け反らせ、拷問台の上で激しく喘ぐのだった。



 …おまえは、あの彫像の男の性器と交わったのか…



 …違う…私は魔女ではない…。


魔女であることを自白した瞬間、私は火炙りにされる。自白しなければ、あの白人の女のように
あの陰惨な拷問の苦痛を深く肉に刻み続けなければならないのだ。
男たちの嗜虐に満ちた視線が私の裸体に注ぎ込まれる。老いた男が皺の刻まれた咽喉を蠢かせ、
私に何かを囁いている。



 私は首を横に振る…


その肉体の引き延ばしの拷問は、弛めては引き緊め、何回も繰り返されるのだった。 腕の関節
と太腿の付け根が裂かれるような激しい肉の痛み…そして伸びきった淫唇が血で染まるくらい男
は、手にした針で幾度となく私を刺し続ける…。


 ああっ…


その痺れるような鋭い痛みに私の淫蕾がひくひくと震えていた。私の陰部がまるでその針の痛み
を望んでいるように激しく襞を喘がせている。

しだいにその針は、奥へ奥へと私の膣肉に忍び込んでくる…その棘の先端が私の膣の襞を淫靡に
掻き毟るようだった…。
私は体を仰け反らせ、恥部を前に突き出す。関節が痺れたように体全体の力が抜け、その痛みに
陰部の肉が弛んだかと思うと、私の肉襞がまるでその長針を呑み込むように蜜液を絡ませていく。


 あっー…ううっ…


私は絶叫のような悲鳴をあげるが声にならなかった。鋭い痛みが私の腰全体を走り抜け、臓腑を
ねじり、引き裂くようだった。やがて針が膣の粘膜をえぐる痛みは、蕩けるような甘美な痺れに
変わっていく。


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