女神ラブロリーナ2-2
最近、50歳の誕生日を迎えたばかりのトマスさんはベテランの大工。
いつも陽気で笑い上戸のトマスさんだけど、大工の腕は超一流。
教会施設内の修理は大体、この人が中心となって行われている。
「シスターたちが着ているのと同じ白い僧衣を着た女性の霊がよ、この教会内をさまよってんだ」
「ヘェー、どんな霊なんだろう?」
「顔はハッキリとは認識出来ないけどよ、髪は長くて…身長はスッゴく高いんだ」
「どのくらい?」
「2メートルぐらいだったかなァ?」
2メートル!?
何者だよ、そいつ!?
そんなデカい女がいるのか!?
まあ余所では…
やたら図体のデカい霊も存在しているみたいだけどね。
「トマスさん、その幽霊見た事あるんですか?」
「あるよ。この前、礼拝席の修理を1人でしていた時だったかな?
礼拝室の出入り口ん所に、そいつは立っていたんだ」
「何してたんですか?」
「ジッと佇んでいたよ」
「怖くなかった?」
「最初見た時は、腰抜かしちまったけどよ」
「怖かった」
「いや、ちっとも怖くなかったな。上手く説明出来ねえけどよ…
なんつーか、不思議な感じがしたんだよなァ」
「不思議な感じ?」
「まるで、妖精を見ているような感じだったな」
「そう言えばトマスさん、小さい頃に妖精を見たて言ってましたよね?」
「オレが見た妖精はすっごく小さかったけど…
でも雰囲気は似てたよな。その幽霊、不思議な光に包まれてて、イイ香りを放っていたしね。
霊特有の暗い雰囲気なんて、微塵も感じなかったぜ」
「その幽霊、どんな格好してました?」
「マリア様のような格好をしてたよ」
「どんな霊何だろう?
一度見てみたい」
オレは幽霊に対する興味が湧いて来た。
マリア様のような格好をしているって言うから、とても美しい人なのだろう…きっと。
「一見の価値はあるよ。 君好みの巨乳だし」
「ほう」
ますます興味が湧いて来た!