「従属の午後」-6
「おらっ。起きろよ。まだ終わりじゃないぜ」
そして、不思議なことに精を排出しても排出しても松崎のそれには力が漲り、張りを失うことはなかった。
元々、松崎自身も体力には自信があり一晩に何回も出来ることを自慢にしていたが、こんなにも早く回復するのは初めてだった。
「あッ…も…やめ…」
一方、舞の方はとうに限界を超えて声も掠れてきている。だが、貪欲に疼く躯は一時の絶頂に満足することなく、目が醒めれば再び快楽を求めて舞の心の内側を引っかくのだ。
「はぁん…あっ…んんっ…やぁっ…また…イッちゃ…うっ…」
この日は午前授業だったにも関わらず、舞の補習は最終下校時刻まで続いた。
「じゃあ、今日の補習はこれで終わりにするが、ちゃんと跳び箱が跳べるようになるまでは毎週続けるからそのつもりで」
舞の肩に手を掛けて松崎は言う。
「それと、次回から別所、お前は体操服の下に何も身につけないで来ること」
ぼんやりと、松崎の声を聞いていた舞は顔を上げる。
「そんな躯を締め付けるような下着をつけてるから、運動が出来なくなるんだ!いいな。きちんと守れているか、毎回ちゃんと点検するからな!」
舞の躯のラインにねっとりと指を這わせながら松崎は言う。
それに答えるように、舞の膨らみはプルンと揺れ、松崎は生唾を飲み込んだ。
「以上だ!」
松崎自身は、まだ満足し切れていなかった。
しかし、これ以上、遅くなって疑われるのはマズい。
それよりは、今後の楽しみを取っておき、じっくりと楽しもうという魂胆だ。
喩え跳び箱を跳べるようになっても舞を解放するつもりは、ない。
その時はまた別の理由を付けて“指導”をするだけだ。
また巡ってくる悦楽に、松崎の顔が醜く歪んだ。