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「午後の人妻 童貞嫐り」
【熟女/人妻 官能小説】

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「午後の人妻 童貞嫐りC」-4

「じゃあ、キスからはじめましょう」

由子が亨を抱き締めている腕に、さらに力を込めて言った。

亨が瞼を閉じて待ち受け、由子が顔を傾けながら近づけて唇が重ねられた。
ポッテリとしてやわらかな肉と肉が触れ合い重なり合う。

由子は唇を小さく開いては閉じて、
啄(つい)ばむようにしながら少年の唇を吸った。
少し慌てたように少年も吸い返してくる。
ふたりの口腔を生温かい唾液が往復する。

重ねた唇を啄ばむように吸っていると、クチュとか、チュッという音が発する。
セックスへの前奏を思わせる淫靡(いんび)な響きがあった。

由子はゆっくりと舌を押し出すと、
亨の唇を割るようにして差し入れていった。

舌先をくねらせながら彼の舌を探し出すと、その舌が戸惑い気味に触れてきた。


それに反応するように、なおくねらせて絡みつけていく。

2匹の軟体動物がのたうちながら絡み合い、
口の端から唾液がツーッと糸を引いて垂れた。

少年は初めてのキスに激しいまで緊張しているようで、心臓の鼓動までが伝わってくるようだ。

由子はその亨の身体から、
着衣を脱がせにかかった。

胸にエンブレムのついたグレーの上着を脱がせ、紺色のネクタイは結び目に指を入れて引き抜き、ワイシャツのボタンを外して引き剥ぐようにして脱がしていった。

ふたりはまだ唇を重ね合わせ、
舌を絡ませながら、
ディープに吸いたて合っていた。

だが、亨がその下に着ていたTシャツを脱がすときは、キスをしたままでは脱がせられない。
ふたりが唇を離すと、また細い唾液の糸がスーッと引いた。

たくし上げていくTシャツの下から、
よく締まった腹部から胸板が現れた。
鍛えられた肉体だが、
決してマッチョでないところに好感がもてた。

亨の上半身を裸にすると、由子はその前に膝立ちの恰好になって、彼のベルトを外して紺色のズボンを脱がしていった。
大きくテントに張り上がったブリーフがあらわにされる。

由子がそのブリーフの両脇を指で摘まみ上げると、
亨は慌てて両手をブリーフの中に差し入れ、


股間の逸物を覆い隠すようにした。
由子は薄皮でも引き剥がすように、
ブリーフをベロッと捲り返して、
下肢から引き抜いて全裸にしていった。

へっぴり腰のまま両手で股間を覆い隠している亨の姿は、少々無様で滑稽である。

由子はゆっくり立ち上がると、
彼に背を向けた。


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