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「午後の人妻 童貞嫐り」
【熟女/人妻 官能小説】

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「午後の人妻 童貞嫐りC」-3

一方の亨のほうは部屋に入るなり、目を大きく見開きながら、部屋のつくりや調度を見まわしている。

こうした部屋に初めて入った彼は、
男と女がセックスをするためだけにつくられた部屋の雰囲気に、
圧倒され興奮しているようだ。

部屋の中央にデーンと設(しつら)えられているキングサイズのダブルベッド、その枕元のベッドサイドにはコンドームとティッシュボックスが用意されている。

部屋の一方の壁が、
ガラス張りになっていて、
浴室内部が丸見えである。

自分たちも間もなく裸になって、
このベッドの上で組んずほぐれつ、
上になったり下になって睦み合う。
少年はそれを思いながら、
息を詰めて見まわしているようだった。

「亨クンはこういうところに、入ったことあるの?」

「入るも……何も、女の人と手を繋いだこともないんだから」

彼はそう言いながらゴクッと空唾を飲んで、また部屋を見まわすのだった。

いままで彼が童貞であることは、
ほぼまちがいないと思いながらも、
一抹の疑念を拭えないでいた。
それが彼の口から、
はっきり童貞だと語られ、
それが証明されたことになる。



ということは、
その日のセックスは由子がリードをして行うということでもある。

それまでのセックスで、由子はいつも男性まかせであった。
ここでは自分が導きながら、亨を男にしてあげなければならないのだ。

重大な任務を背負わされて、責任が重くなった気がした。
それと同時に、
童貞少年をどうリードしてやろうかと考えると、
ゾクゾクするような興奮と、
いいようのない高揚感にも包まれていた。

年上の経験者としての余裕を見せながら、しっかり先導しなくてはならない。
そう自分に言い聞かせながら、
童貞筆おろしのセレモニーを、
はじめることにした。

「さあ、いらっしゃい」

そう声をかけて、亨の手を取った。

その手を引いて自分の前まで引き寄せ、その身体に腕をまわして軽く抱き締めた。

「亨クンは初めてのようだから、私がリードをして教えてあげる。
安心して、私にまかせてちょうだい」

亨の目を見ながら言うと、彼は小さくうなずいた。

その顔がみるみる上気していき、
いよいよはじまるセレモニーを前に、
妄(みだ)りがわしい興奮に襲われているようだった。



由子自身の初体験のときの気持ちでいえば、期待する気持ちはほとんどなくて、不安ばかりだった気がする。
女の子の場合は破瓜(はか)にともなう、痛苦への心配と懼(おそ)れが圧倒的に大きいからだ。

男の子の場合はどうなのだろう。
セックスへの期待だけで、不安はないのだろうか。
あるいは、女の子とはちがう不安を抱えて臨むものだろうか。

いま由子が軽く抱き締めている彼は、
ズボンの股間をモッコリと膨らませている。
その中のモノが期待ではちきれんばかりになっているのが分かる。


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