冷たい指・女教師小泉怜香 @-8
『あぁ…もっと…もっと強く……』
スカートを捲りあげ、更に深くバッグを股間に挟みこもうとしたその時―――背後から急に腰を抱き寄せられた。
「……あっ……」
来た……!
あの男が――――
そう思った時には、身体を強く抱きかかえられるようにして、あっという間に扉の前に追い詰められてしまっていた。
扉と座席の背もたれに囲まれたその空間は、他の乗客からは完全に死角になっている。
いつもより周到な手口が、これから行われる凌辱の激しさを予感させた。
扉に張り付けられたような姿勢を取らされ、荒々しい手つきでスカートを捲りあげられる。
『……あぁっ……』
周りから見られないようにするためか、背後から身体を包みこむように密着され、両手でお尻と内腿をゆっくりとなでまわされると、私の身体は呪いがかかったように動かなくなった。
下半身をまさぐる指先は、何故かいつもと違って異様なほどに冷たい。
「……ん…ああっ……」
あまりにもひんやりとした感触にビクリとして反射的に脚を開くと、すぐに片方の手がヒップの下から股間に滑りこんできた。
男の指は下着の上からラビアを器用ににこじ開け、その奥に潜む肉粒を探り当てると、絶妙な力加減で先端を引っ掻くように刺激し始めた。
「……あぁっ…す…すご……」
身体があっという間にとろけてしまいそうなほどの甘い快感が駆け巡る。
昨日までとは明らかに違う、不気味なくらい冷静で的確な男の愛撫に私はひどく興奮していた。
大量の愛蜜が溢れ出し、クチュクチュという卑猥な音が自分でもハッキリと聞こえる。
「……っ……ハァッ……」
男の指が私の下着を腿のあたりまで一気に引きずり下ろした。
恥ずかしいほど濡れてしまった陰部を直接手の平で揉みほぐされ、中指と人差し指でラビアを左右にぱっくりと開かれると、中に溜まっていた粘りのある液体が、糸を引きながら床にしたたり落ちるのがわかった。
「……あ…は…恥ずかしい……」
思わず声が漏れていた。
女体を知り尽くしたような迷いのない巧みな指使い。