冷たい指・女教師小泉怜香 @-9
『……なんか…いつもと違う……』
そう思った時、耳元で男が囁いた。
「センセ…重症だね……」
…………!?
驚いて振り返ると、私のすぐ後ろに、昨日私を助けてくれた柳沢亮が薄い笑いを浮かべて立っていた。
「……あ…あなた……」
「……静かにしないとみんなに見られちゃうよ…」
私を黙らせるように、亮の指がぬるりと蜜壷の中へ入ってきた。
「……あっ……!」
淫孔に強烈な刺激が走り、私は両手をついていた扉に思わず爪を立てた。
膣の内側の構造を探るようにゆっくり回転する指先。
「センセー…すげー締まってるね…やらし……」
「……や…やめて……」
こんなに卑猥な言葉を電車の中で――しかも生徒から――言われているということに激しい羞恥と屈辱を感じてしまう。
とても高校生とは思えない亮の冷静な態度。
教師として毅然とした態度で彼を拒絶するべきなのに、亮の異様に大人びたふるまいが私の中の道徳観念を混乱させていた。
「……どこがイイのか当ててあげようか……」
「……えっ…な…やめ……」
痴漢行為を楽しんでいるかのように余裕たっぷりな亮。
拒まなければと思いながらも、ついその恐ろしく巧みな指使いに没頭してしまう。
「……ほら……ココ……」
「……んっ!」
冷たい指に軽くこすられた部分に、怒涛のような激しい快感が襲い掛かる。
「……あっ…ハァッ……ああっ……ひっ…ひぃっ……」
突然与えられた強烈な刺激に、私は声にならない声を漏らしてしまった。
「……ダメだって…声出しちゃ……」
背後から亮の左手の指が私の口の中に入ってきた。
「声…我慢できなかったら…しゃぶってなよ」
「……んくっ…んんっ……」
下半身を襲う強烈な快感に耐え切れず、私は無意識のうちにその冷たい指を夢中でくわえ込んで強く吸い上げてしまっていた。