冷たい指・女教師小泉怜香 @-7
『もう大丈夫―――』
―――そう思った途端、身体の奥が――ずくり――と疼いた。
『……なに……?』
子宮の奥から膣壁にかけて、ジンジンするようなむず痒い感覚が込み上げてくる。
『……やだ…私…どうしたの……』
自分の身体に起きている事実を、私はにわかには認めたくなかった。
しかし下半身を這い上がる熱い疼きは、もはや目をそらすことが出来ないくらいに高まっている。
『……ダメ……ダメよ……』
私の身体は刺激を求めているのだ。
一ヶ月にわたる執拗な凌辱で身体に染み付いてしまった被虐願望が、私の身体の奥底でちろちろとくすぶっている。
『……もう一度……もう一度だけでいいから…あの感覚を味わいたい……』
身体の奥で淫魔が呻き声をあげていた。
「教師」という優等生の鎖から私を解放する、あのめくるめくような倒錯感―――その快楽が麻薬のように私を誘惑する。
『……あぁ…ダメ…我慢できない……』
私は荒い息を吐きながら、こちらに背中を向けて立っている若いサラリーマン風の男にもたれかかるようにして、自分の胸の膨らみをぎゅっと押し付けた。
頭がぼうっとして、心臓がドキドキしていた。
背中に柔らかいものがあたったことに気付いて、男の肩が一瞬ピクリと反応したが、振り返る様子はない。
車内が相当混んでいることもあって、単なる偶然だと思っているのだろう。
乳房の先からジワリと伝わってくる見知らぬ男の体温。
その生暖かい圧迫感に私の乳首はむくむくと立ち上がり始めた。
『……ダメ…止められない…』
込み上げる衝動を抑え切れず、私はその男が手に持っている通勤バッグの角に、自らの股間を軽くこすりつけた。
「……うぅっ……」
角の金具の部分が熱く充血したクリ○リスを直撃し、たまらない快感が全身を貫く。
『……あぁ…もっと……』
ほとんど無意識のうちに、私は更なる快感を求めて腰を突き出し、前後にゆっくりと動かしていた。
『……あっ…はあっ…気持ちいい……』
固いもので陰部をなぞられる感覚に、私の下半身は熱く痺れていく。