「午後の人妻 童貞嫐りB」-3
そんな日は、
自宅を自転車で出るときから、
気分が浮き立つようであった。
由子は亨とふたりシフトになったときなどに、彼を試してみるというか、少し揶揄(からか)うようなことをしてみた。
あるとき、店内の客が少なくなって、レジまわりの仕事が手隙になった。
由子は亨にインスタント食品の棚の整理をたのんだ。
コンビニでは暇ができると商品棚の整理をする。
客が商品を購入して抜き取ったところは隙間になっているし、気まぐれな客は一度抜き取った商品を別の棚に戻したりする。
だから、頻繁に整理していないと、商品棚はすぐに乱れてしまうのだ。
その整理と同時に売れた商品の品出し補充や、棚の奥に入ってしまった商品を前面に並べる前出しという作業もある。
亨がインスタント食品の商品棚の整理、補充をはじめ、
その中段の高さの棚に首を突っ込む恰好で作業していた。
臀が後ろに突き出され、
狭い通路を塞ぐ恰好である。
それを見た由子は、亨が塞いでいる通路をわざと通って、行く必要もないバックヤードに向かうことにした。
「ちょっと、ごめんなさいね」
そう声をかけて、彼の臀の後ろを通過した。
もとより、
そこを塞いでいる彼の臀を躱(かわ)して通るのは無理である。
由子は背中向きになって、臀と臀を触れ合わせながら通過させた。
少年の筋肉質で固く締まった臀肉と、
人妻の熟れてやわらかな臀肉が、
触れ合い、
擦れ合った。
ふたりは、
たがいの肉の双丘を、
スカートとズボン越しに、
感じ取っていた。
「あ」
少年が小さく洩らして、慌てて身を起した。
しかし、そのときすでに由子の臀は通過したあとであった。
彼女は何ごともなかったように、バックヤードに向かっていく。
何ごともなかったように装いながらも、
少年の熱い視線が、
自分の後ろ姿にまといついているのを感じていた。
いまの行為が童貞少年を大いに驚かせ、
官能を揺さぶったことはまちがいなかった。
また、別のあるときは、亨とふたりで入庫伝票のつき合わせをした。
亨がカウンターの脇に立って、手にした発注伝票を読み、由子が椅子に座ってカウンターに広げた入庫伝票にチェックを入れていく作業である。
その作業をしながら、由子は胸元にしきりに注がれる亨の視線を感じていた。
じつは、彼女はこのとき制服の胸ボタンを、いつもよりひとつ多く外していたのだ。
由子の姿勢によっては、