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「午後の人妻 童貞嫐り」
【熟女/人妻 官能小説】

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「午後の人妻 童貞嫐りA」-6

夫婦だから言葉など交さなくても、阿吽(あうん)の呼吸で気持ちは通じ合えるかもしれない。
それにしても、この夫婦のセックスにおける会話は乏しかった。

由子は砂を噛むような索漠としたものを感じないではいられなかった。


夫とのセックスを終えてから、由子はバスルームでシャワーを使った。

床に片膝をついた身体に、シャワーの湯を万遍なくかけていく。

32歳の女体は、すでに若い頃の華やぎや張りはなくしていた。
しかしまた、それに代わって年齢を重ねることで醸成された色香が醸し出されている。
若い小娘には逆立ちしても出せない、まったりと脂をのせた大人の色香とでもいったらいいか。

いまシャワーを浴びている肌は、磁器を思わせる白さで、それが濡れて艶艶(つやづや)しいまでに輝いている。


若い娘時代はほっそりとして、どちらかといえば痩せぎすの体型だったが、30歳を越えたあたりから、身体全体に脂をのせてふっくらとしてきた。

とくに腰から臀にかけての張り具合と、太腿のムッチリした感じが増している。

乳房は大きいほうではなかったが、
お椀を伏せたような形で、
由子自身は気に入っていた。
その乳房の頂に載る乳首は、
まだ桜色を残して、
可憐ともいっていい佇(たたず)まいであった。
子どもを産んでいないせいであるかもしれない。

シャワーノズルから迸(ほとばし)る湯が、ふたつの乳房に注がれ、左手でその膨らみを包み込んで、ゆっくりゆっくり揉みしだいていく。

それは洗うというより、指の腹でなぞり撫でているといったほうが適切であった。

右の乳房から左の乳房へと、
5本の指が這いまわり、
その肌の内側に、
ジワッとした快感の渦が湧き起こる。
それといっしょに、
身体の奥のほうに、
例の小さな炎がポッと灯ったようであった。

なおも乳房に湯を注ぎながら、指でなぞり撫で、乳首を掌でまあるく擦り、指に摘まんでコリコリと縒(よ)り合わせていく。

可憐な乳首がみるみるしこっていき、
ツンと上向いて尖(とが)り勃ってくる。
それでさっきのジワッとした快感が、
ゾクゾクと背骨を震わせるような快感に変わっていった。

股間のほうではクレバスの奥のほうがキュンとなって、
ラブジュースがジクジクとしどっていた。

由子はシャワーの栓をを締めて湯をとめた。
手にしていたノズルを壁のフックに戻すと、両手を動員して自分の肉体の
慰撫(いぶ)にかかった。

夫とのセックスでは物足りなかったものを、自分の手で補って満たそうという目論見である。
普段のセックスのあとでは、こんなことまでしたことはなかったが、やはり昼間見た少年のオナニーシーンの興奮があとを曳いているようだった。


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