僕らの関係 残るヌクモリ。-25
「恵、ダメだよ……それじゃあ出ちゃう……」
固いジーンズに乱暴にこすられ、顔は彼女の豊満な胸元に挟まれる。
興奮するなと言うほうが無茶な状況に、彼は昂ぶる気持ちを抑えることが出来ない。
「いいよ、出しても」
「だって、スカート汚れちゃう」
唯一の心配はそこだ。一人でするしたあとにかぴかぴに黄ばんだティッシュをみると、洗濯が大変だろう。
「いいって、出せよ」
お尻に彼女の手が回り、そして汗ばんだ割れ目をさすりだす。
「あ、ああん、恵、ダメだってば」
まるで痴漢をされている気弱な少女になった幸太は、どうしてよいかわからず、軽いパニックになる。
「ああ、かもな。だけど、いいだろ? 気持ちいいだろ?」
我慢汁が染み出し、ブリーフを汚す。固かった刺激も潤滑油がヌメリ気をくれ、痛みも快感に落としてくれる。
「うん、けど……あ、あ、ああ……や、ダメッ! イクッ!」
短い悲鳴を上げたあと、幸太は恵の胸に突っ伏す。ブリーフが生暖かくなるのを感じると、下半身に立っていられないほどの甘い痛みが訪れた。
その度に彼の腰が動き、身体が離れそうになるが、美雪と恵のサンドイッチにされた幸恵ちゃんの蠕動が収まるまで、しっかりと抱きしめあった。
***―――***
家に帰るなり、幸太は玄関でスカートを脱ぎ、急いでお風呂場に向かう。
濡らしたティッシュで伸ばさないよう、染み込ませないように拭き取る。精子の落とし方など知らないが、応急処置くらいはしておく。
「ゴメンね、恵、スカート汚しちゃって」
「気にするなよ。悪いのはコウだけじゃないし、あたしも悪乗りしすぎたからさ。それよりパンツは洗わなくていいの?」
ぐっしょりと濡れたブリーフは不快でしかなく、青臭い匂いを放ちながら纏わりつく。さっさと脱いで洗いたいのだが、彼女達の手前、やりにくさがある。
「それに、服きたまんまじゃ風呂入れないし」
ふぁさっと後ろで何かが落ちる。
「やっぱり恵はオッパイ大きいね」
「走るとき邪魔なんですけどね」
背後で何が起こっているのか想像も難しくなく、振り返れば洗う場所が増えそうで怖い。
「ほらほら、コウも脱いで」
「ちょっと、恵……僕は……」
「今更恥ずかしがるなよ。コウのチ○チンなんて見たし」
恵は幸太のブラウスを脱がせると、無造作に投げ捨てる。ブリーフを下ろすと白く濁った糸が伸びるのが情けない。それでもなお陰茎を隠そうとするので、恵はかまわずにシャワーを浴びせかける。