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僕らの関係 プロローグ きっかけ
【学園物 官能小説】

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僕らの関係 残るヌクモリ。-24

***―――***

「もう、幸太君、ゴメンってば……。機嫌直してよ」

 コンビニでの出来事にすっかりへそを曲げた幸太は、まるで恵の恋人のようにその腕に寄り添い、美雪と距離を取る。

「ダメダメ、コウはこうなるとエッチするまで機嫌直さないから」

 恵は彼の頭をよしよしと撫でながら、彼の腰に手を回す。

「じゃあ、丁度いいね」

「ふんだ、ユッキーなんか知らないもん」

「あー、そんなこと言っていいのかな? 恵に襲われちゃうぞ?」

「恵はそんなことしないもん!」

「いや……、襲うかも」

「え、だって、好きな人いるんじゃないの?」

「うん。いるよ。幸太も好きだけど、他にいる」

 遠くをみる恵はどこか寂しげで、凛々しかった。もともと中性的な顔立ちの彼女が男物の服を着ていると、クールを売り物にするアイドルにも見える。男である幸太すら、その横顔に少し憧れに近いものを抱いてしまうほどだった。

「なんか妬けちゃうな」

「そうか? ふふ、じゃあ特別に抱きしめてやるよ」

 ワイルドな物言いをされると、女の子がちょっと悪ぶった男に惹かれる理由もわかる気がした。
 抱き寄せられて感じるのは女性的な柔らかさ。借り物のスカートの前が風もないのになびいてしまう。

「あーん、私も」

 背後からは美雪がしがみ付くと、その勢いはさらに高まり、しっかりと捲れてしまう。

「あ、あの、二人とも……そろそろ離してくれないかな……、僕、我慢できなくなるし、恵のスカート汚しちゃまずいし……」

「我慢しろ、コウ。男だろ?」

「違うよ恵、今は幸太君じゃなくて幸恵ちゃん。我慢できないかもね」

 イタズラっぽく笑う彼女は、わざわざめくれた部分に手をかけ、先端にぐりぐりとこすりつける。幸太はそれを避けようとするが、恵は切なそうな瞳で幸太を見つめ
る。

「恵? どうしたの?」

 執拗に絡みつく手が恵の手で避けられる。代わりに腰に回された手から力を感じる。

「コウ……じゃない、幸恵か……」

 戸惑う幸太をよそに、恵は彼の身体を強く抱きしめ、擦り付けるように動き始める。

「ちょっと恵、何する気?」

「……だから言ったのに。幸恵ちゃん。ちょっとだけ我慢してあげて。恵も私みたいなビョーキの子だから……」

「病気?」

 一体何のことなのか首を捻るが、擦れ合う敏感な部分は容赦なく彼を高ぶらせていく。
 頼りないスカートは既にめくれ、ブリーフのとんがる部分がが彼女の股にすっぽりはまる。


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