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僕らの関係 プロローグ きっかけ
【学園物 官能小説】

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僕らの関係 残るヌクモリ。-26

「ちょ、やめてよ。もー、恵ったらさっきから酷いよ」

「あはは、天罰じゃー」

 容赦なくノズルを向ける彼女は一糸まとわぬ姿ではしゃぎまわる。それでも、お湯を出しているだけ優しさがある。

 日に焼けた恵の肌は張りがあり、よく水を弾く。Eカップだがまだ成長の見込まれる胸は陥没した乳首だけが恥ずかしそうに顔を隠している。腰のくびれもアスリートらしく、きゅっとしまり、代わりにお尻がドーンと構えている。

「恵、あんまり幸太君を苛めちゃダメよ?」

 さすがに美雪は前を隠しているが、それも水しぶきに濡れてしまい、タオルから肌が透けてしまう。
 美雪は恵と比べると見劣りするが、手で揉むとしても余るくらいのボリュームがある。おなかは摘めそうな程度の柔らかさがあり、控えめなオヘソは横に楕円をなしている。

「幸太君、またオチンチン立てて……。やっぱり我慢できないんだよね」

「まったくしょうがないな……どれ、お姉さんがイッチョ抜いてやるか」

「あん、ダメよ恵。今度は私がするの。そのためにかってきたんだしねー、幸太君」

 美雪は包みの一つをちぎると、幸太のいきり立つものにさっと被せる。先っぽをちょんとつまみ、だぶついた部分がないか、細かくチェックする。

「え、ここでしちゃうの?」

「だってえ、片付けるの楽じゃない? それにもう待てないもん」

 ひんやりしたタイルの上に寝かせられるのは正直きつい。恵がお湯を浴びるそのお湯ですら、すぐに冷えてしまい、背中が冷える。

「美雪さん、寒いよ」

「ダメ、私のことはユッキーって呼ぶの。そして幸太君は今だけアッキーなの」

「アッキーって誰?」

「幸太君のこと」

 ――僕はそんな名前じゃないよ。

 心の中で叫んだところで誰も聞く耳を持たない。わけを聞こうにも美雪は一人悦に浸り、恵は一足先に湯船につかり、面白そうに二人を眺めているだけ。

「ね、アッキー……私、最近身体が火照ってしょうがないの。だから、いいで
しょ?」

「僕はアッキーじゃ……」

「コウ、アッキー君は僕なんて言わないんだってさ。俺って言ってやりなよ」

 恵は美雪の肩を持っているらしく、おかしなダメだしをしてくる。

「でも、恵……」

「あたしからもお願いするよ。今日だけでいいんだ。アッキーになってやりなよ」

 神妙な様子で言う彼女に圧され、幸太は仕方なしに頷く。


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