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SFな彼女
【SF 官能小説】

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SFな彼女 -Sullen Face編--6

「ふッ……んん……」
びくり、と榊の腰が浮いた。
俺はぬるついた秘所の感触を確かめるように、割れ目や陰核をなぞる。
「ああッ……あうッ、や……!」
甘い声を上げ、はしたなくも榊は俺がなぞる度に腰を動かした。
指を差し入れ、くちゅくちゅと中をかき回すと、白い喉を仰け反らせて腰をびくつかせる。
おまけにユズリハが絶えず後ろから胸を揉んでいるものだから、視覚的な刺激がヤバイ。
「やべ……限界だわ」
こんな痴態を見せられて、昂ぶらないわけがない。
せかせかと下を脱ぎゴムをつけてから、俺は自分のものを榊のそこにあてがう。
すると、榊は震えながら手を伸ばし、躊躇いがちに言った。
「梅本……その」
戸惑うように視線を泳がせながら、榊は言う。
「は、初めてなの……だから」
潤ませた瞳が俺を見上げた。
「だから、優しくして……」

――ヤるなら処女がいいとか言う奴っているよな。でも、俺としちゃそんなの、どうでもいい話だった。
そこらにいる女なんてどうせ、どいつもこいつもルックスもセックスも似たようなもの。
それに処女なんて、どうせ痛がるわマグロだわで、厄介なものだとばかり。
だが今、俺は処女にこだわる奴の心理がようやく理解できた。
嘘みたいな台詞だって、漫画みたいな台詞だって、こんなことを目の前で言われた日にはもう。
(もう――止めらんねえだろうよ、おい!)
「んじゃ……挿れるからな」
「ん……ッ」
俺はぐ、と自分のものを押し込んだ。
十分に濡れていたおかげですんなり入ったが、榊の表情が苦痛に歪む。
気を紛らわせようと、ユズリハが胸や陰核をいじってやっていた。
「カエデさま、気持ちいいですか?」
「んんッ!」
「おうッ!?」
きゅ、と膣内がキツくなって、俺は思わず変な声を上げてしまう。
ユズリハは妖しく笑みを浮かべながら、榊の乳首を摘み、首筋に舌を這わせていた。
その度に榊の身体が反応し、俺のものを締めつける。
「う……くッ、榊……動いて、いい?」
俺が訊くと、榊は息を荒げながら頷いた。
俺はゆっくりと抜き、ゆっくりと挿入する。
「はぁッ、ん……ッ!」
それを繰り返していると、榊の喘ぎが次第に甲高くなっていく。
「あ、あ、う、梅本ぉッ……あんッ!」

キツい。そして、熱い。
肉壁を割り入って行く度に榊が眉根を寄せる。
多分痛いのだろうけれど、俺はこいつの中の感触を味わいたくて、息子を押し進めていく。
身体を捩り、泣きそうな顔を見せる榊。
それでも顔を真っ赤にして汗を浮かべたその表情は、苦痛や悲哀というよりは――
「その顔、エロ……」
俺の言葉に、榊は嫌だというように顔を背けた。
腰を動かし、榊の喘ぎを聞きながら、俺は真っ赤に染まった頬に触れる。
「やあ、やだぁッ……あんまりッ……いで……見ないでぇ……ッ」
泣き顔で榊がふるふると頭を横に振る。
俺としてはそんな榊の姿はずっと見ていたいくらいだったが。
「ユズリハ、代わってくれ」
俺はユズリハに声をかける。
「後ろから、してやるよ」
榊の耳元でそう言ってやると、榊はこくんと頷いた。
俺としては体位を変える口実だったりするのだが。
ユズリハは胸を揉む手を休め、榊の目の前に移動すると、その唇にむしゃぶりついた。


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