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想いの丈、いつまでも
【幼馴染 恋愛小説】

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想いの丈、いつまでもA-2

その頃…


「ごめんね。呼び出しちゃって」

「えーっと、玲奈ちゃんだよな? 由紀子から話はたまに聞いてるよ」

「そう…単刀直入に聞くわ! あなた浮気してるの?」

「……はっ? んなのするわけねーだろ!」

「でも昨日女の子と歩いてたわよね?」

「……誰から聞いたの?」

「由紀子」

「……それでか」

「どうなの?」

「………俺がいつから女癖悪くなったか知ってる?」

「話を逸らさないで!!」

「大事なことなんだよ」

「えっと…中1だったかな…」

「じゃあ俺がいつからあいつのこと好きだったと思う?」

「それは……中1?」

「……違う…どんだけ俺があいつのこと好きなのか知らないからそんなこと言えるんだよ」

「じゃあ、どうして!」

「俺は女の子を無神経に突き放す真似はできないだけ。 疑うならとことん疑ってくれていいから」





竜也は2人しかいなかった教室から出て行って、玲奈は1人になった。


勘違い?


もしかして!


玲奈は自分なりに出た答えを持って由紀子のとこへ走った。





鞄を取りに一旦教室へ行くと由紀子がいた。


「由紀子?」

「あれ?玲奈? あたしぼーっとしちゃってた」

「……お節介かもしれないけど…竜也君に話をちゃんと聞いた方がいいよ!」

「なんかあった?」

「竜也君に話を聞いてきたの。 詳しい事はなんにもわからなかったけど、浮気は誤解だと思う」

「玲奈……」

「行っておいでよ!」

「ありがと……」





由紀子は一目散に教室を飛び出した。竜也がどこにいるのかもわからないけど、会いたかったから。


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