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想いの丈、いつまでも
【幼馴染 恋愛小説】

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想いの丈、いつまでもA-1

翌日、何事もなかったかのように竜也はあたしを迎えに来た。


もしかしたら毎日のことだったのかもしれない。


遊ばれてたのかな?




「どうした? 元気ないな」

「うぅん そんなことないよ! あ、あたし日直だったかも! 先行くね!」

「ちょ、由紀子!!」



一緒にいたら泣きそうになったので走って逃げてしまった。 すぐばれる嘘なのに……





学校に着いて涙ぐむあたしに直ぐさま玲奈は声をかけてくれた。


昨日の夜のこと、あたしの推理をHRまで時間があるので屋上に行って聞いてもらった。



「ちゃんと話した方がいいんじゃないの?」

「それで本当に浮気だったら……」

「でも何もわかんないままじゃどうしようもできないじゃん」

「うん………」



これほどにも竜也が好きだったとは自分でも思わないくらい心が苦しかった。


一先ず教室へ戻ったがその日の授業はまるで頭に入らなかった。





放課後いつもなら迎えに来てくれるのに竜也は来なかった。


会いたくないような会いたいような…… 複雑だけど来ないことは少なからずショックだった…


もう玲奈の姿もなくひしひしと孤独感が心を支配する。


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