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想いの丈、いつまでも
【幼馴染 恋愛小説】

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想いの丈、いつまでも@-3

そんなこんなで付き合って1ヶ月経った今でも些細なケンカはあるけれど、仲良くしていた。


毎日朝は家の前で待っててくれるし、学校でもちょっと何かあると気にしてくれて、帰りも友達と帰ったりする時以外はいつも一緒。


幸せ真っ只中だ。


まぁ、声を掛けてくる女の子は少なくなくて、あたしがいても勝手に兄妹と考えて、普通に逆ナンしてくる。


彼は女の子達を優しくあしらい、あたしといてくれるけどちょっと不安。





声を掛けてくる人にはとびきりの美女がいたりする。


だから本当にあたしでいいのかな…とか考えることも無きにしもあらず。


「彼は日頃の行いが悪かったかな?」 とか言って苦笑いを浮かべているけど…





それでもあたしがいつから好きなのか気になるらしくてやたらと聞いてきたので、あの日のことを話すと嬉しそうな顔をして

「優しくしてよかった……ありがとな」

と言ってくれたことが、あたしの不安を取り除く。


もちろん、毎日優しくしてくれるから安心はしている。





その日の夜、晩ご飯を食べ終わって急にアイスが食べたくなったので、少し行った所にあるコンビニへ向かった。


お目当てのアイスを買い帰っている途中、前が見たことのある若者が。


竜也だった。


声を掛けようと、よく見ると隣には女の子が……



な、なんで?
どう考えても竜也の家から帰っているところ…
浮気?
そりゃ、女癖悪かったけど…



あたしはとっさに隠れた。



するとその女の子の家だと思われる前で2人は笑顔で別れていた。



頭が混乱して見つからないように走って帰った。なんべん考えても竜也の家でセッ〇スをして、帰り送っていたとしか思えない。


その日は涙を流しながら疲れて眠ってしまっていた。


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