reality ability‐第８話‐刻印・【真】‐-13
「‥ついでに詠唱をある程度教えておく。」
‥‥会話にするとかなり長くなるので、作者が説明します‥‥
・詠唱の各種・
【五行詠唱】
＝基本的な詠唱。効果や威力には個人差はある。それは魔力や得意、不得意があるのが理由である。天使でも使える者がいる。
【高等詠唱】
＝五行詠唱の強化版。五行と補助の詠唱。運命神や知詠神はそれなりに唱えられるが、上級神と下級神は滅多にいない。
梛はこれが得意なため、移動をさせる事が出来る。また、半分ほどの詠唱が可能。＝
【生命詠唱】
＝“人間”の生命に関する詠唱。“人間”以外には効果無し。蘇生させる事が出来るのは運命神だけである。死迎神は魂を回収する詠唱と死を呼ぶ詠唱だけ唱えられる。＝
【光闇（こうあん）詠唱】
＝光と闇の詠唱。６、７割は禁断詠唱類に入るため、数は少ない。皇希の得意な詠唱の一つである。＝
以下、禁断詠唱類
【時空詠唱】
＝時間と空間の詠唱。この詠唱で絢音は“世界”を移動した。個々の詠唱は可能。＝
【心身詠唱】
＝精神〔＝心〕と身体の詠唱。零歌が姿を変える時によく使う。これも個々の詠唱が可能である。＝
【生死詠唱】
＝生物の生命に関する詠唱。生命詠唱の強化版。様々な生物に対して有効。だが、生命以外には効果が無い。＝
【聖邪（せいじゃ）詠唱】
＝光と闇の詠唱の上級版。使う者によって威力や効果が変わってくる。光に強き者は闇の詠唱を唱えられない。逆に闇に強き者は光の詠唱を唱えられない。
“？？？”ですら両詠唱可能者は統神 晴那のみ。皇希も両詠唱可能。また得意な詠唱の一つ。＝
【解封詠唱】
＝あらゆる封印から解き放つ事とあらゆる解放したものを再び封じる事が出来る詠唱。だが、刻印詠唱と創壊詠唱に対しての効果はない。
時空詠唱と心身詠唱なら効果はあるが、時空詠唱と刻印詠唱だったら効果はない。＝
【創壊（そうかい）詠唱】
＝創造と破壊を司る詠唱。無から創造出来て、壱から破壊出来る。また、壱から壱への変化が可能。皇希が得意な詠唱の一つ。＝
【刻印詠唱】
＝第三世界、幻想界のみの詠唱有効。全ての刻印詠唱の詠唱と効果はある程度決まっている。？？？と？？？は全ての刻印を所持しているので全ての刻印詠唱を可能。＝
＝なお、禁断詠唱は他の世界では普通に使う事が出来る。禁断詠唱はあくまでも第三世界で詠唱者が少ないのと詠唱時の耐性力が少ない（魔力を大量消費するため）のが原因である。
刻印詠唱はこの世界の特有詠唱のため、他の世界では効果がない。唱えられるがその“力”はない。複合詠唱時にも効果がなくなる。＝
というふうに皇希は織音に言った。もちろん、“詠唱の全て”を言った訳ではなかった。織音は理解は出来たのだろうか？
いや、それなりに出来てるだろう。皇希ほどの天才ではないが秀才なのだ。それに織音は努力もする。直ぐに使う事も出来るだろう。