僕とあたしの夏の事件慕? 第六話 「真実を探して」-10
「すげえな、椿は俺のムスコ、全部飲み込んじまった……」
だけど哲夫はは満足せず、今度は頭を掴み、強引にグラインドさせる。
「うっひゃあ、気持ちいいな、椿のフェラチオ!」
「フグゥ……ググゥッ!」
苦しそうに息を漏らすその様子にあたしは目を背ける。
「やめなさいよ! 姉さんが苦しがってるじゃない」
「なんだぁ、梓……それじゃてめえがするっていうのかよ? あぁ!」
「むふぁ……梓、あたしはいいから、目を瞑ってなさい……」
「勝手に止めてんじゃねえよ! ほらしゃぶれ、さあ、早く……」
椿さんは再び、哲夫の欲望に舌を這わせ、咥え込む。
「おらぁ! 咥えてるだけじゃなくて、タマも舐めるんだよ! 先輩にしてやったようになぁ!」
言われるまま哲夫のしわしわの陰嚢を舌先で舐め、葡萄を丸呑みするように睾丸を口に含む。唇の端からは行為の産物である淫液と自らの唾液が交じり合い、涎のように垂れている。
「ひょぉ……お前すげえな……いっそ風俗嬢になったほうがいんじゃねえの?」
嬉しそうに間抜けな声を上げ、尻をピクピクと痙攣させる哲夫。それでも、椿さんは愛でるように陰茎をしごき、奉仕を続ける。
「さて、ワシも混ぜてもらおうか……」
見ると狸も臨戦態勢をとっており、哲夫より少し大きなモノを自らしごいていた。
「椿君、スマンが自分で広げてくれんかの……」
抗う術の無い椿さんは、哲夫のモノを咥えつつ、ショーツを脱ぎ捨て、大きく股を開く。
「どうぞ、叔父様……」
続いて自らの手で濃い陰毛をかき分け、充血してピンクというより赤く染まっている女陰の入り口を見せ付ける。
「ふむ、それでは遠慮なく……」
狸の手が大陰唇に触れると、拒むように身体を震わせる。
「……なんじゃ、濡れておるぞ? 椿君はフェラチオをしながら感じておったのか?
これは困った淫乱娘だ。少しお仕置きをせんといかんな……」
「申し訳ありません……」
「それなら、しっかりとお願いしないとなぁ、椿こういう時はなんておねだりするんだ?」
しばし沈黙してから椿さんは言葉を紡ぐ。
「叔父様、私は真澄家に生まれながら、娼婦にも劣る浅ましさで、自らのホトを濡らしております……どうか、このしまりの無い肉壺に叔父様のその肉棒で、栓をしていただけませんか……」
なんだか難しい言い回しだけど、煽情的な意味だってことはあたしにも分かる。
しかし、哲夫はそれが気に食わないらしく、フェラチオを中断させ、椿さんのサラサラの髪を無理やり掴む。